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壊れにくいめがねとは? よくある質問

2022年7月25日 月曜日

究極? 壊れにくいめがね

こちらが究極のスタイル
spec espace

いつも めがね修復・復刻保存館 フィールシーズをご利用いただきありがとうございます。

今回は究極のテーマ、壊れにくいめがね、にスポットをあて解説します。
先に結論を言いますと それは、「溶接の無いめがね」です。
過去に 壊れやすいめがね の特集掲載後、逆に壊れにくいめがねとはどんなもの?と質問をいただき、今回はそれにお答えする形となります。
見落としがちな、溶接の無いめがねの残念な点 も最後にご案内します。
(本文最後に過去の特集のURLを記載しますのでそちらも合わせてどうぞ)
本来 太いめがねほど壊れにくい のですが、それだけではつまらないので、今回は別の見方でのご案内です。

 

壊れにくいめがね

クリングス部も折り曲げ
ZEROGRA

ご紹介するのは「spec espace/スペック エスパス」・「ZEROGRA/ゼログラ」 という2種類のフレームで、今回セルフレームは除外します。(セルフレームで
このつくりは出来ない為)
以前のおさらいですが、壊れやすい部分は 丁番・クリングス・リムの溶接部・といった、溶接部や可動する部分、ということ。
この spec espace ・ ZEROGRA は、その不安要素を限りなく無くす、溶接が無く壊れにくい「素材を折曲げて作っためがね」です。
イメージとしては、折り紙みたいに 素材を曲げて成形する といったものでしょうか?(説明下手ですいません)

 

究極? 壊れにくいめがね

レンズ止めも丁番も無し

めがねの「平面展開図状」に機械でカットされた 薄いチタン素材を山折り谷折りし、カーブを付けると めがねが出来上がるもので、バネ性もあります。
しかも、溶接強度の不足や溶接熱による素材へのダメージが一切ありません
同じ太さ・同素材の場合、節目のある部分より、まっさらな部分の方が強度があるという訳です。
華やかな装飾や機能性を付ける為、色々付け足しているタイプのめがねと正反対、
究極のシンプルイズベスト、です。
黒いフレームの方にレンズを止める部分も無いのは、それらは後付けでブリッジ部にネジで取り付ける為です。

 


壊れにくいめがね

2点共に見た目は似た感じ

一方グレーのフレームはナイロール構造の為、レンズ止めネジを必要としません。
ただしこれらのフレームも、細かな調整は不向きである事・柔軟性が高い分メッキが剥がれやすい事、は構造上避けられません。
パーツ溶接個所数=関節の数になり、自分の顔にしっくりフィットさせたいなら 、微調整が利く一般的なめがねの方が良いかもしれません。
それでもこの細身でスタイリッシュ、しかも実際本当に壊れにくいめがね、を生み出した知恵と努力は大変素晴らしいものですね。
いかがでしたでしょうか「壊れにくいめがね」細身で軽くて溶接の無いめがねspec espace・ZEROGRAでした。 
この2つのブランド以外でも、同様の製造方法のめがねは壊れにくいです。
めがねをよく壊す、という方は今後の検討材料に入れてみてはいかがですか?
それでは今後の様々な特集もお楽しみに。

過去の壊れやすいめがねの掲載
壊れやすいめがね ➡ こちら  
壊れやすい部分メタル編 ➡ こちら 
壊れやすい部分プラ編 ➡ こちら 
セル輪は壊れやすいの?➡ こちら 
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