お知らせINFORMATION

めがねの壊れやすい部分 TOP3 メタルフレーム編 よくある質問

2021年4月12日 月曜日

壊れやすい部位 メタル編

壊れためがねの数々

いつも めがね修復・復刻保存館 フィールシーズをご利用いただきありがとうございます。

今回は、質問の多い「めがねの壊れやすい部位」TOP3 の紹介と、それらに関係するプチ情報 メタルフレーム編 を教えます。
メタルフレームと プラスチックフレームでは 構造が全く異なる為、回を分けて別々に案内させていただきます。
今回はメタルフレーム編 として、金属製メガネフレームにスポットを当てます。
当店運営元の鈴木眼鏡工業(株)は、めがね修理を専門に 年間約10万本のフレーム修理実績がありますので、この辺は得意分野です。
※ちなみにプラスチック編はこちら
※セル輪は壊れやすいの?はこちら

では、壊れやすい部位の順位を発表します。

 

壊れやすい部位 メタル編

こちらが丁番部分

メタルフレーム編 修理部位 TOP 1
丁番(ヨロイとテンプルの接続部分)

メタルフレームで一番多い破損部位は丁番です。
メタルフレーム修理の約25%程度になります。(当社調べ)
特にテンプル側に多い、1枚丁番側が壊れやすいです。

壊れやすい理由は、可動部である事・細いパーツである事・パーツが溶接されている事・サビなどの影響を受けやすい場所である事・などが挙げられます。
一般の方でも曲げやすい部位である事も要因のひとつです。

 

壊れやすい部位 メタル編

こちらはクリングス部分

メタルフレーム編 修理部位 TOP 2
クリングス(鼻当て部分)

メタルフレームで二番目に多い破損部位はクリングスです。
メタルフレーム修理の約20%程度になります。(当社調べ)
めがねの部位として2ヵ所しかない、調整される事を前提として作られている部分です。(もう1ヵ所はモダン部分)

上記の通り、調整を目的とした部位ですが 調整のし過ぎは金属の為、金属疲労が起きます。
また丁番同様、可動部・細い・パーツは溶接・サビの影響を受ける・も当てはまります。

 

壊れやすい部位 メタル編

こちらはリム(ブリッジ上側)

メタルフレーム編 修理部位 TOP 3
リム(輪と他のパーツ接合部分)

メタルフレームで三番目に多い部位はリム(接合部)です。
メタルフレーム修理の約15%程度になります。(当社調べ)
「接合部」としているのは、ヨロイの上側・ブリッジの上下・のように、リムに他のパーツが 直接溶接している部分が複数個所ある為です。

このTOP3を合わせると、破損修理全体の約55%  半分以上を占めていますね。
そして、細くて動かせる 溶接された部位が壊れやすい、という事になりますね。
逆に言えば、上記箇所は不具合があれば自分では触らず、ショップへ行って調整してもらう事で 破損低減に繋がります。
また、細すぎず 溶接個所が少ないめがねを購入の選択肢に入れる、というのもありですね。
チョットした事ですが、知る事で取り扱いにも変化が表れ、快適に過ごせる期間が長くなります。
皆さんもご自身のめがねに当てはめて、丁寧に大切にお使いください。
そして安価でいいので、予備のめがねを持つように 心掛けましょう。
不測の事態にも対処ができますからね。

※関連記事 めがねを壊しやすい季節 こちら
※めがねが壊れてお困りの方、お問い合わせはこちら


〒916-0041福井県鯖江市東鯖江2-817-1

TEL:0778-51-3141(受付 9:00~17:30)

FAX:0778-51-3141

©2019 - 2025 めがね修復・復刻保存館 All rights reserved.