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これが偽物のレイバンです 新着情報

2022年11月4日 金曜日

これは偽物のレイバンです

現在流通品は MADE IN ITALY です

いつも めがね修復・復刻保存館 フィールシーズをご利用いただきありがとうございます。

今回は、たまたま偽物のレイバンを見つけました、そこで皆さんも間違って購入されないよう、模造品の特徴・見分け方を紹介します。
チェック出来る箇所はいくつかある為、今回見つけたフレームの画像で4つと、それ以外にいくつか、見分ける特徴を教えます。
※(再発見 !レイバン偽物 特集はこちら)  

まず1つめ、製造国の印刷や刻印です。
1999年以降 レイバンの製造は基本イタリアである為、USA表示のものはそれ以前製造となります。
画像の品は20年以上前のものには見えず、しかもその時代のものは現在 あまり流通していません。(オークション・ヴィンテージ販売品などは別)
また、近年正規品でも中国で製造されているものもあり、MADE IN CHINA 表記であっても偽物とは限らず、確実なのは正規代理店で購入される事です。
もしMADE IN USA 刻印のレイバンを見掛け、購入を検討されるのなら、品質の状態をチェックし、様々な見分け方を照らし合わせ、店員さんによく確認してから決めましょう。

 

これは偽物のレイバンです

レンズがヒビだらけ

2つ目はサングラスレンズです。
特に昔のレイバンサングラスは、基本的に強化ガラスレンズを使用しています。
左画像の品のこちら、これ傷ではなくヒビになります。
しかもプラスチックレンズです。
ガラスレンズにこの様なヒビの入り方はせず、割れてしまいます。(キズは別)
光に透かしてこの様なヒビが入っている場合、まずプラスチックレンズと見て間違いありません。
また本物は、左レンズのヨロイ側中央に、レイバンのRB文字が彫られています
が、こちらの品にはそれがありません。
​ガラスレンズの見分け方は、常温時にレンズ表面を指で触り、冷たく感じるものはガラスレンズと判断出来ます。(窓ガラスを触った時の冷たさのような)
別の見分け方としては、スプーンなど金属で 傷つけないように軽くレンズを叩くと、カチカチと硬く高い音がするものはガラスレンズです。

 

これは偽物のレイバンです

この肌荒れのひどさ

3つめは表面処理です。
​こちらの品を光に反射させた所、アスファルト状のザラツキが見えます。
これは塗装不良による肌荒れで、この状態で販売されているものは、他ブランドであっても「粗悪品」と言えるレベルです。
基本的に黒のセルロイド・アセテート素材に塗装をする必要が無く塗装されているものは樹脂で成形されたモノといえます。
これは、黒の樹脂が真っ黒ではなく、黒がグレーっぽくマット調で仕上がる為 色目が悪く、あえて真っ黒に見せるよう塗装されているものが多い為です。
このように塗装されたフレームを磨いた場合、表面の塗装が剥がれ、色の差や段差・ムラが出てきます。
樹脂を型に流し込み、同じものを大量に安く製造できるモノは、表面に塗装されているものが多いです。

 

これは偽物のレイバンです

ネジとその周辺 酷い

4つ目はマイナスネジです。
こちら画像がれブレて分かりづらくすいません。
このモデルのレイバンは 本来マイナスネジを使用しており、ネジ頭もこれほど飛び出ていません。
こちらの品はプラスネジ、しかもネジ頭が大きく飛び出た安価製造品です。
近年 ネジ頭がそのまま飛び出しているフレームは少なく、ネジ頭は丁番部分に綺麗に納まるよう加工されていたり、飛び出しが目立ちにくいネジを使用している事が多いです。(太いネジの場合は別)
ヨロイ丁番座面内側にも、必要ない土台の盛上がりが有り、安価な成形品である証拠です。
また、丁番などの可動部に塗装が付くと簡単に剥げるので、プラスチックフレームや丁番部に塗装は基本的にしません。(例外もあります)

 レイバンは昔からこだわりをもって作られ、今尚売れ続ける有名ブランドです。
そのメジャーさゆえ このような粗悪な模造品を生んでしまう、悲しき事実。
この記事をご覧の皆さん、この様な偽物を購入されないよう気を付けてください。
また、”レイバン偽物”で検索すると、他サイトでも沢山紹介されています
他の情報も調べ いくつも特徴を照らし合わせ、賢く上手に本物(正規品)を購入してください

以上、今回は偽物レイバンの特徴・見分け方の紹介でした。

以下は レイバンその他の特集ページです、こちらも是非ご覧下さい
※ドルチェ&ガッバーナの偽物ページはこちら
※レイバン修理事例集12選!の特集ページはこちら
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