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RENEW/2022 大盛況の中 工房巡り 新着情報

2022年10月13日 木曜日

RENEW/2022 工房巡りしました

まち/ひと/しごと の有料スペース

いつも めがね修復・復刻保存館 フィールシーズをご利用いただきありがとうございます。

今回は、10月7~9日の3日間 うるしの里会館をメイン会場とし 開催された
RENEW/2022へ行ってきた様子をご紹介します。
8回目の開催となるRENEWとは、どの様なイベントなのかは過去の掲載をご覧ください。
RENEW/2021  ⇒ https://www.feelseeds.jp/information/archives/159 
2021 工房巡り ⇒ https://www.feelseeds.jp/information/archives/160 

私は8日の土曜日、午後から参加しましたが、メイン会場である うるしの里会館はすでに車と人がいっぱい
なんとか無事車を止めると、気付けば県外ナンバーの車ばかり、札幌や大分など驚くほど遠くから来ている人がいます
検温・消毒をして、メイン会場内の有料スペース、まち/ひと/しごと の会場へ。
北は山形から南は鹿児島まで、14ほどのショップが並び、なかなかの盛況ぶり。
特に奈良県のNEW TRADITIONALさんの、色染めした木片を 石で叩いて模様を付けるアートな作品は、ぱっと見石材に見えて刺激的。
作品の説明には、石にレーザーで文字を彫ったものを使う、といったアイデアも面白く、これらは障害のある方と共に、ものづくりと生活文化を提案するプロジェクト、とされ 素晴らしい取り組みだと共感できました。

 

RENEW/2022 工房巡りしました

沢山の人を立ち止まらせる仕組みも

そしてうるしの里会館から歩いて約5分、複合施設 PARK内に展開された、
「大日本市 鯖江 博覧会」
こちらはあの有名な奈良県の 中川政七商店さんが、5年ぶりにRENEWとコラボして開いてくれたもの。
まず入り口前では、鶏肉やソーセージがその場で燻製され、振舞われており そのいい香りに沢山の人だかりが出来てます。
そこからは店内が見て取れ、人を立ち止まらせ、興味を持たせ、中へ呼び込む、といった流れを うまく演出されていました。
会場内もこの日一番の人が押し寄せ、日本全国で作られた、ありとあらゆる工芸品がところせましと並び、多くの方が実際手に取り品定めされていました。
その中で私は、「一汁のある食卓」コーナーにあった、これからの季節にうれしい、お湯を入れて出来上がる、豚汁などのスープを3種類購入しました。
入り口外でも、店内でも、当然レジに並ぶ時も人だかり、さすが中川政七商店さんですね。
会場内では、日本の工芸を元気にする、というビジョンが、まさになされていました。

 

RENEW/2022 工房巡りしました

奥にも人だかり

更に中川政七商店さんから徒歩約2分、TSUGIさんと錦古里漆器店さんが共に展開している、錦古里漆器店の建物へ。
こちらも うるしの里会館からのアクセス良さもあって、中川政七商店さんのあとに訪れる、といった方がたくさん。
入り口前には、介護施設職員の着用着といった、私には目新しいものも。
こちらの建物はSAVA!STOREと共同の為、そちらの商品も沢山展示されています。
入り口正面には、めがねの素材を使ったカラフルなピアス・イアリングなどが置かれ、メタル・プラスチック製、とちらも選べるようになっており、女性の方が手に取りあてがう光景がよく見られました。
左手に進めばズラリ漆器が並び、その奥のガラスの向こうでは、職人さんが漆を器に塗る作業が見学できます。
外周に添って歩くと、一通りが見て取れる といった仕組みでした。
反対右手に進むとTSUGI・SAVA!STOREで販売するものがあり、色鮮やかな名刺入れから書籍まで、品数豊富に展示されていました。
錦古里漆器店さんとTSUGIさんは、上手に共存共栄されているな、という印象が強く残りましたね。

 

RENEW/2022 工房巡りしました

言葉では伝わらない「あお」

そして、最後に足を延ばして見学に行ったのがこちら、漆器久太郎さん。
場所は地元の河和田小学校すぐ横にあり、うるしの里会館からは徒歩15分弱ほどでしょうか。
創業は1923年、大正12年ということで歴史があります。
こちらのショップの特徴は、なんといってもうるしの「あお」の鮮やかさ。
「kyutarou BLUE」と名付けられたブランドは、言葉では表現する事の出来ないほど、深く・濃く・鮮やかでした。
展示品はカップや茶碗のみならず、お箸やコースター、そして端材などもうまく使っておられ、工夫がなされています。
ほんのチョットキズがある製品には、その箇所にシールが貼られ アウトレット品としてのコーナー販売もされ、とってもお値打ちでほぼ製品と変わらない出来のものも。
このくらいなら十分製品価値あるのでは?と思うようなものまで並び、しっかりとした品質管理も伺えます
奥にあるアトリエ?では、器を使うシーンを聞いたり、贈り物ならどういった人に など、しっかりと自社製品に反映させるためのヒアリングをされており、培った技術を活かしたこれからのものづくり、を見据えているように感じます。
このショップも大変人気で、途中入場制限がかかるほどでしたが、それでも見学出来て大変勉強になり、その姿勢は見習うものがありました。

今回は今まで行かなかった方面に足を延ばし、見学してきましたが 皆さんとても元気にあふれ、しごと・まち・ひと の活性への努力を肌で感じることが出来ました。
異業種の地場産業見学でしたが、学ぶことが多く 見せ方・使う状況のヒアリングなどは、早速私も反映していきたいと思います。
毎年この時期に開催されるRENEW、過去一番の賑わいを見せていました。
来年は是非皆さんも参加して工房巡り楽しんでみてください。
以上、RENEW/2022 工房巡りの紹介でした。


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