事例紹介CASE

セルフレーム 特殊加飾 沈金 薔薇 特殊加飾

2021年1月27日 水曜日

  • セルフレーム 特殊加飾 薔薇

    加飾前

  • セルフレーム 特殊加飾 薔薇

    加飾後

Re:RENEW/2020開催時に合わせ、当店でも行ったオリジナル企画、越前漆器とコラボしての特別加飾、この企画で沈金・蒔絵加工のお問い合わせを何件かいただき、ご注文に至らないケースが数件ありました。  特に沈金加工については、彫る為のキャンバスの広さ、がどうしても必要な為、LINEで画像を拝見しますと必要幅が足りない、と残念な回答をする事に。  絵筆で描く蒔絵と違い、彫刻刀のような刃物で彫る沈金は、2㎝ほどの幅が必要になります。  その為めがねのテンプル部分に施そうとしますと、極太と呼ばれるぐらいの太さを要しますので、適合するフレームはなかなかありません。  そんなこともあり、沈金加工しためがねはいったいどのような雰囲気になるのか あまりご紹介出来ていなかったので、今回かなり太めのサングラスを用意し、サンプル作成して頂きました。  早速 腕利きの沈金職人さんに相談した所、女性もののサングラスなので 点彫りにて色違いのバラを彫りましょう、となりました。  彫られた段階ではほとんど分からないバラの模様が、色粉を沈めると浮かび上がり、見事にバラが咲きました。  蒔絵とは違った表現の沈金は、彫られている為 立体的で存在感があります。  画像をよくご覧いただきますと、金粉や色粉を微妙にグラデーションさせ、陰影をつけているのも分かります。  沈金は彫り込まれている為劣化しにくく、永く現状を楽しめるのも優れた点です。  器やお盆として、華やかさを末永く保つ、古来より続く伝統の技法には 裏付けされる理由がきちんとあるのです。  加工ご依頼をお考えの方、沈金の質感や加工に必要な太さなど、ぜひご参考下さい。   

加飾費用 約 45,000円(参考価格)
期間 約 6週間
  • 沈金 薔薇

    加飾後 左

  • 沈金 薔薇

    加飾後 右

  • 沈金 薔薇

    彫り筋が見えるアップ

  • 沈金 薔薇

    左右で華やか

 


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