復刻前
復刻後
アンティーク調メタルフレームのセル輪が切れた めがね復刻再生のご依頼です。 過去のセル輪復刻再生でも、マット(つや消し)のものはほとんどなかったように思います。 今回のアンティークシルバーの色にブラックマットのセル輪はとてもマッチしていて、落ち着いた雰囲気のめがねとなっています。 このつや消しは大きく分けて2種類の加工方法があるので、その違いとメリット・デメリット、を紹介します。 まず加工方法ですが、①砂打ち / ホーニング と呼ばれる方法と、②塗装で行う方法です。 砂打ち はガラスのコップを作る際のサンドブラストと同じもので、細かい砂状のツブを強い風圧で表面に打ち付けてへこみキズを出すことでマット感を作ります。 メリットはマット感が長く保てること、デメリットはマットのキメの細かさが劣る事です。 一方 塗装の方は、メリットとしてきめ細かいマット感が作れる、デメリットはマット感の耐久性が劣る事です。 新しいプラスチックフレームに施すのであれば、砂打ちによる加工をお勧めします。 理由は、レンズをはずす・はめる、作業によって塗装だと剥がれてしまう可能性があるからです。 ただし、古いプラスチックフレームに砂打ちをすると、全体が酷く白化しますのでお勧めできません。 つや消し加工をご希望の方はどうぞご参考に、当店では責任を持って最適な方法をご案内いたします。 場合によってはご希望の加工をお勧めしない場合もありますが、最良の方法や状態を一番に考え提案しますので、どうぞご安心ください。
復刻費用 | 約 50,000円 |
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期間 | 約5週間 |
復刻前
復刻後
最初は光沢
砂打ちでマットに
これで完成
復刻前後比較