復刻前
復刻後
TUMI/トゥミ はアメリカにあるバッグの製造・販売を行う有名メーカーです。
日本国内においても、その名を知る人は多い 高級カバンに属するのではないでしょうか。
今回のご依頼は、そんなTUMIのロゴが入ったメガネフレーム、テンプル側 樹脂丁番折れの復刻再生事例になります。
実はこのモデル、過去に同じタイプを加工経験があり、今回は2度目となります。
※過去 同じモデルの事例はこちら
以前、このタイプが何故壊れるか、をご説明していますので、気になる方はそこもチェックして見てください。
そしてナント、驚く事に掲載記事を編集中にもう一枚同じフレームが届くという奇跡?偶然?必然?
症状はどれも樹脂丁番折れという観点から見ても、樹脂は金属より弱いと言えます。
そこで今回、以前のデータをそのまま使用するのではなく、改良新型モデルの製作に取り掛かりました。
壊れる=弱いほうが壊れる、当たり前の事ですがそうならないように工夫を重ねます。
当店で扱う3Dプリンターで造形する場合、造形物は樹脂素材となる為、強度は金属に及びません。
そこで、薄い部分を厚く、内部には補強工事を行い、限りなく強度を上げます。
上記画像、復刻後の方をよく見て頂くとお分かりいただけますが、樹脂丁番土台は厚く、丁番コマは径を大きくしました。
見た目に判別できませんが内部構造にも手を加え、再破損にならないよう施します。
完成品は復刻に気付かれない程の仕上がりとなり、強度も当初より十分保つことが出来、日常使いに安心してご使用頂けます。
今回も数回試行錯誤の上、ようやく仕上がりましたが、「さらに良い方法が無いか」を追求しながらの加工は、やりがいにおいても 脳の活性化においても、いいことずくめで有難い経験となりました。
ご依頼主様、日本でココだけの特殊加工、ご満足いただけましたか?
万が一「おかしいな」と感じたらいつでもご連絡ください、更に改良を重ねます。
今回はご注文ありがとうございました。
※各種ブランドフレームでお困りの方はこちらから
復刻費用 | 約 22,000円 |
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期間 | 約 4週間 |
上 新型樹脂丁番
下 破損樹脂丁番
取付完成
外観もバッチリ
偶然 同時期 同商品
これは・・・