復刻前
復刻後
Ray-Ban/レイバン は、サングラスの代名詞とも言われるほど、世界でもっとも有名なサングラスブランドです。
当店も過去に何度もご依頼があり、愛用者が多いブランドである事でも有名。
今回はそんなレイバンのセル輪復刻事例になります。
当店は過去にレイバンの風防型セル輪復刻なども手掛けており、多種多彩な形状にもお応えしてきました。
(風防型セル輪事例掲載はこちら)
今回のものは いたってシンプル、形を出すことは慣れており、それほど苦労はしません。
セル輪復刻で一番難しい作業、それは、メタルのリムにサイズを合わせる事、です。
セル輪が壊れる大きな原因のひとつ、素材の縮みによる切断によって壊れたものは、もはや元の径と同じではなく、不規則に短く縮んでいます。
複製する場合、そのほとんどが元のものを形の基準にする為、現品をコピーして作る訳ですが、形が変わったものをコピーしてもどうにもなりません。
そこで、現品とそれが納まっているもの、(ここではメタルリム)を見比べながら、経験と感性で仕上げていきます。
また、元々は板状の素材から削り出して作るセル輪、完成品はきちんとアール(曲面)を付け、フレームカーブに添わせて装着します。
真っ直ぐとカーブでは長さも異なる為、寸法出しもかなり重要な作業となります。
ざっくりな形状で言えば「ドーナツ型」のセル輪、細かく見れば内溝と外溝の彫りが違っていたり、アールを付けたり、切込みを入れたりと、細かく繊細な作業が詰まっています。
そして1点物複製の場合、その手間から きちんとした設計図を創る事はほぼありません。(めがね業界の復刻では)
それらを考慮すると、1点物を手作りすることの費用と期間、はそれ相当になる訳です。
セル輪が切れた、その頃には同じモデルの在庫が無い、これもよくある話です。
そんなお困りの方に、一縷の望みになれれば、当店は幸いです。
※お困りの方はどうぞお問い合わせ下さい、こちらから
復刻費用 | 約 45,000円 |
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期間 | 約 6週間 |
新旧比較
逆サイドもスッキリ
鼻周りもGOOD
ロゴと側面