加飾前
加飾後
越前漆器の歴史は1500年と古く、漆塗り日本最古の歴史を誇ります。 福井県鯖江市河和田地区に根付いた伝統産業、越前漆器の近代塗装技術のひとつをご紹介します。 前回紹介した「BLACK × WHITE SPLASH」から更に衝撃的なビジュアル、金属の質感に細かい泡状の凹凸が施された、その名も「METAL BUBBLE」和訳すると「金属泡」です。(勝手に名付けました) 実はこの金属質の表現技法、ゴールドとシルバーの2色あり、今回は「よりメタル感の強い」シルバー色で仕上げましたが、漆器では 沈金・蒔絵には欠かせない 金粉・銀粉 が身近にあることから、漆器業界で広く使われるようになったものと思います。 金属製でも金杯・銀杯は古来より縁起物として扱われており、同類の器である漆器でも金杯・銀杯に見立てた、「それ風の塗装」として広まっていったものと思われます。 純金や純銀は値が張りますが、その代わりに安価で済むのが金銀メッキ、更に軽く安価で作った木製に塗装で、といった所でしょうか。 元のアセテート質感は完全に無くなり 金属質に豹変し、ひんやりとした冷たさ・硬さまで感じるほどです。 また、純金やメッキでは表現できない、特殊で不規則なデコボコ感が独自の質感を生み出しています。 一見すると「塗装不良」にも感じるこの特殊技法、詳細はお伝え出来ませんが、めがね業界でこの塗装表現は一般的にありません。 遠目にはメタルフレーム・近くでは?と思える質感、不思議ですね。 セルフレームは一般的に太めの構造の為、この塗装を施すとガッシリ武骨なイメージになり、男性向きの加工になります。 この小さく不規則な泡状の膨らみは、手触りでも感じるボコボコ感がおもしろく、ひとたび着用すれば注目される事間違いなし。 どこにもない、あなただけのとっておきのめがね、当店が作るお手伝いをします。 フィールシーズでは、他ではできない独自の特殊な加工・装飾・技術・発想を得意としています。 それらを総合し、めがねでも それ以外でも可能な限りお応えいたします。 これからも当店で「新しい発見」してくださいね。 気になる方は お問合せフォームから、ご連絡お待ちしております。
前回の特殊加飾 BLACK × WHITE SPLASH はこちら ⇒ https://www.feelseeds.jp/case/archives/270
加飾費用 | 約 24,000円 |
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期間 | 約 4週間 |
金属質 正面
金属泡・わかりますか
アップ 不規則な泡
よくわかります