復刻前
復刻後
EYEVAN(アイヴァン)は「着る眼鏡」をコンセプトにスタートした、日本のファッションアイウェアブランドで、2018年から再度セールスを始めたリバイバルブランドです。 今回のフレームを見ても、随所にわたり 作りへのこだわりが見られ、メーカーのデザイン力・製造技術の高さが伺えます。 例えばレンズを止めるネジ部分(ブリッジ下側)は、リムを太く作りながらもテーパー加工する事で、強度と見た目の両方を良くしています。 この様に作るには、一般的なフレームの何倍も製造費用が掛かり、取り入れるメーカーはあまりおらず、このメーカーのこだわりを強く感じます。 さて、どこかクラシックを感じながらトレンド感バッチリなこのフレーム、よくある セル輪切れ を起こしていますが、この厚みでは無理もありません。 また、画像では判別出来ない所の裏側にも、ヨロイやレンズとの干渉具合で特殊なカットが施され、新たに作る側の難易度も高められていましたが、新規作成は一部を改良し 強度が保てるように。 正面から見ても分かる通り、新規作成パーツは若干厚く(太く)作製しましたが、これでも元パーツと比べ1㎜以下の寸法差です。 人間の目というのはいかに精巧な作りである事が分かりますね。 数字で1㎜未満と聞けば、ごく僅かと思いますが、目で見た1㎜未満の差は人によっては、別モデルに感じる方もいるかもしれません。 とは言ってもこれを手作業で作れる所・人はほとんどおらず、この寸法差・金額・日数で納得できない方であれば、鯖江で対応できる所はほとんどありません。(断言できます) 当店にお問い合わせ・ご依頼頂く方のほとんどは、きちんと理解して頂けておりますので問題ありませんが、当店以外で作製を望まれても きっと同じ答えが返ってきます。 当店は業界一多くの事例・画像・文章をホームページに掲載しておりますので、過去の事例もご覧頂きご検討いただければと思います。 今回のご依頼主様も大変ご満足いただきました、ありがとうございました。
復刻費用 | 約 62,000円 |
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期間 | 約 6週間 |
復刻前
中央部が切れてる
復刻再生後
若干厚く作製
新旧パーツ
元が細すぎます
別角度
綺麗に元通り