修復前
修復後
今も尚売れ続けるサングラスの代名詞ブランド RayBan。 トラディショナルシリーズの一つブロンクス、このフレーム最初の発売は30年以上前かと思います。 当時からトラディショナルシリーズはよく売れましたが、今尚売れているから驚きですが、初販モデルであればビンテージと呼ばれても不思議ではありませんね。 では本題に入りまして、ヨロイ部分で折れていますが、硬化後も粘着質を保つ接着剤(ボンド系)を使用されており、鯖江に数ある修理専門の会社でも断られるタイプの部類です。 大手接着剤メーカーでも、めがねは接着できません、と大々的に謳っているにも拘らず、なぜ接着剤を使う人が後を絶たないのでしょう? 接着して直せると思ってしまうのですから、接着剤メーカーのCM影響力は凄いですね。 ではなぜ直せないか?の理由について、接着剤メーカーでは、接着に十分な面積がなく強度が出ない、という風に挙げられているようですが、実はもう一つ理由があります。 それは、接着液が素材の中に浸透し、その素材の性質を変えてしまうから、という事です。(主に樹脂製フレーム) 今回のフレームも樹脂製であり、その理由によって鯖江にある修理専門会社のほとんどでも敬遠する、というわけです。 このフレームも接着剤が付いてなければ、折れた部分を溶かして付け合せる 溶着 で直せましたが、接着剤が付着する事で破断面同士が付かなくなり、直せないという末路になっているのです。 また、断面の接着剤を綺麗に除去しても 接着液は素材内に浸透している為付かず、ということになります。 しかし皆様ご安心を、当店では独自の技術を使い、見た目ほぼ分からない程度まで仕上げる事が可能です。 ですが、完成後ご使用される為の修復はしておりませんのでご注意を。 完成後 使用目的の場合は、部分的に復刻再生することで 快適にお使いいただけるサービスも展開しておりますので、また使いたいという方は復刻再生のサービスでお問い合わせ下さい。 めがねへの接着剤使用は後を絶ちません、接着剤を使用されると、また使えるものも使えなくなります。 ここに警笛を鳴らすべく、接着剤使用禁止を謳う 驚きの動画を作成中ですので、完成の際は改めてご案内いたします 。 その時はぜひご視聴宜しくお願い致します。
修復費用 | 約 25,000円 |
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期間 | 約 4週間 |
修復前
修復後
修復後 裏側
修復後 上面