加飾前
加飾後
今日から3月となり、早い所では河津桜が咲き乱れ、とても良い季節の到来となりました。 富士山や桜など 日本を代表する自然・風景は、古来よりこの国に生まれ住む人の心を和ませる、不思議な力があるように思います。 昨年から猛威を振るい続ける新型コロナウィルス、このウィルスの感染拡大により 日本中でお花見は自粛モードとなりました。 昨年この時期は、この新型ウィルスの影響が こんなに長引くとは思いもしませんでした。 夏が過ぎるころ、その年は楽しめなかった お花見の桜がある景色を、ぜひ蒔絵で表現してもらえないかと、蒔絵師さんに相談した所、快諾いただきこの掲載に至ります。 蒔絵職人さんと話し合い、掲載は翌年のお花見の時期に合わせよう、ということになり 今回満を持しての掲載になります。 画像をご覧頂いて分かる通り、ほのかに淡いピンクを纏う花びらが咲き誇り、美しい姿を見せる大役を終えたその花は 持てる最後の力で宙に舞い、皆を楽しませた旅の最後 土にかえり次の年を待つ様が、見事描かれました。 残念ながらその蒔絵師さんは 昨年ご逝去されましたが、技術・魂を受け継がれた ご息女の斉藤様が、しっかりとその後の大役を務められています。 こうして作品を通して見ても、やはり桜はいいものですね。 日本人でなくとも 誰しもそう思うのではないでしょうか? この作品は、葉の緑・花のピンクのコントラストも良く、丁寧に表現された葉脈や枝ぶりなども、限られたキャンバスの中 十二分に存在感を表しています。 まとまりよく見せる為には技術の他、センスも必要です。 今年は青空の元、咲き乱れる桜を見たいと願う気持ちも込めて、掲載させて頂きました。 さくらなどの和柄はとても蒔絵に合います、この掲載をご覧の皆様、ぜひあなたのお手持ちのめがねに、加飾 蒔絵加工を施してみてはいかがでしょうか。 ご注文・お問い合わせ、お待ちしています。
加飾費用 | 約 48,000円(参考価格) |
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期間 | 約 8週間 |
加飾前
加飾後
加飾後アップ
伝統工芸士
渾身の作品