加飾前
加飾後
前回に引き続き、かの有名なブルガリのツーポイントをジュエリーにグラスリメイクした最高傑作、今回はテンプル側をブレスレットに仕立てた様子を紹介します。 前回はブリッジとヨロイを使用しリングにしていますので、気になる方はどうぞそちらの掲載も覗いてい見て下さい。 このテンプルを使用したブレスレットは、見た目シンプルなのですが、テンプル芯とモダンを綺麗にリング状にするのが難しく、なかなか思うようになりにくく難儀しました。 また、モダンの材質は一見アセテート生地のように思われるかもしれませんが、CPと呼ばれる同じセルロース系ですが別素材です。 加工後のツヤの出方や溶着の際の溶け方がアセテートとは若干異なる為、モダン同士を繋いだ部分の仕上げのツヤ出しは少し慎重になります。 一つ残念でならないのが、モダン内側にシルク印刷されたBVLGARIのロゴが、半分消えてしまい悔いの残る結果となりました。 このシルク印刷はとても弱く、指で触れているだけで薄れてくるものなので、事前に消えてしまうリスクは説明済みでしたが、やるからにはしっかり残したかったのが本心なので残念です。 テンプル外側のレーザーで彫られたロゴはしっかりと残しましたので、こちらはBVLGARI感がでています。 モダンの形状も三角形のような立体的で特徴があり、肌当たりも良さそうで質感良く仕上がっています。 余すところなく使い作ったリング・ブレスレットは、ご依頼主様に無理を言って社内モデル着用画像を撮らせてもらいました。 とっても素敵に仕上がっていると思いませんか? 着用している画があると、より一層リアルに伝わりますね。 前回と今回の2回に渡り 1本のブルガリのめがねから2つのジュエリーを製作する過程 をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。 ご依頼主様に必ず喜んでいただける逸品に仕上がったと確信持って掲載させていただきました。 ご依頼主様、どうもありがとうございました。
前回のリングの掲載はこちらから → https://www.feelseeds.jp/case/archives/133
加飾費用 | |
---|---|
期間 | 約 6週間 |
ここからスタート
内側のブランド
シルクは消えかけ
ジュエリー2点と
残ったパーツ
2点をあわせて
モデルが着用