加飾前
加飾後
今回のご依頼は当店でも珍しい、補聴器のついたテンプルを、スタイリッシュなフレームに移植取付して欲しい、という特殊なものです。 大抵の場合、骨伝導式補聴器が付いたプラスチックのテンプルは、機能を内蔵しなくてはいけない為、全体的に太く・厚くなります。 テンプルが太い場合全体的なバランスがありますので、前枠側もどうしても分厚い作りになります。 その為細身であったり、スタイリッシュなフレームなどはほとんどなく、めがねをファッションアイテムとして使う事はほぼ不可能でした。 補聴器付きのフレームでもそれっぽくなくオシャレに掛けたい、との思いでご使用されたいフレームと共にお問い合わせを受けました。 フィット感や耳への掛かり具合、テンプルの長さ・開き具合、前枠との重量バランス、合う金具丁番など、様々打ち合わせをさせて頂きまして加工をいたしました。 仕上がり具合は見ての通り、正面はスッキリとしたスクエア型で、補聴器が付いているとは思えないスタイルです。 今回のご依頼のようなケースは通常当店からご提案するのですが、ご依頼主様の長年のご不便と発想の転換が生んだアイデアですね。 当店としましても、良い加工取り組みが出来て嬉しい限りです。 ご依頼主様、また予備のめがねの際も加工お受けいたしますよ、お待ちしています。
加飾費用 | 約 25,000円 |
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期間 | 約 4週間 |
交換前
交換後
金具の違い
金具交換部分