飛び出す絵本の進化系
いつも めがね修復・復刻保存館 フィールシーズをご利用いただきありがとうございます。
前回に引き続き、12月11・12日の2日間 愛知県名古屋市にある ポートメッセなごや にて行われた、第45回 クリエーターズマーケット を見学した様子をお伝えします。
ちなみに前回の記事はこちら https://www.feelseeds.jp/information/archives/107
今回は会場内で特に私の目を引いた作家さん・作品にスポットを当て、出展されていたものを簡単ですが紹介します。
まずはこの飛び出す絵本のスペシャル版、幾重にも山折り谷折りを繰り返し、立体造形になっているカード、衝撃でした とても手が込んでいます。
仏具の技術を活かす
作家さんとほんの少し話をさせて頂きましたが、イメージしてから形になるまでがとても大変だそうで、中には計70時間ほど制作にかかった大作もありました。
今では型を起こして量産出来るようになって、売り上げも安定してきたとか。
緻密な手仕事はいろんな分野であるもんだと 感心してしまいました。
次に伝統工芸である仏壇仏具の製作職人さん達の出展品。
確かに同じようなものをお仏壇で見た事ありますが、ピアス・ネックレス・バングルなど、デザインを変えて新しい試みで販売されていました。
まさか仏具の職人さんが出ているなんて思いもせず、技術とアイデアとやる気があれば、モノは形に出来るというのを実践されており、これまた感心。
これら すべてゴム鉄砲
大人も子供も何故か男性ばかりが群がっていたのがこちらのゴム鉄砲ブース。
人だかりの隙間から覗いて見ると、完成度が非常に高い、すべてゴムの反発力で動く鉄砲の数々。
ゴムを射出するアクションだけでなく、リボルバーや的もゴムで動き 電源を必要としません。
近くを通る女性からも、ここ男ばっかり!!と声が聞こえてきました。(笑)
なぜか私もウキウキワクワク、童心に帰るってこういう事なのでしょうね。
次々と買っていく人が後を絶えません。
とことん突き詰め 究極の完成度に至れば、人の心に突き刺さるものがある、そんな作品を見た感じでした。
また他ではちょっとした様々な体験教室あり、ハンドクラフトに触れる機会もあり、体験をしてトリコになる人も 本当に盛り沢山です。
会場中央ではライブペイントも
そして会場の中央付近では数人の絵描きさんがその場でライブペイントを行っていました。
こちらの作家さんはスマホで原画をチェックし、描いてはまたチェック、と筆を進めていました、文明の利器と手仕事の融合ですね。
以前には下書きなしで 墨で戦国武将をライブペイントしていた方もいて、衝撃を受けた なんてこともありました。
今回画像で取上げた作品・作家さんたちは撮影OKのものでしたが、中には撮影NGのものもあり、お伝え出来ない作品も数多く、ごく一部のご紹介となりましたが、雰囲気は伝わったでしょうか?
他にはタワシを売っている方や、ゲームに出てくるような巨大な武器を段ボールで作った方、妖怪の着ぐるみやコスプレ衣装など、ここでしか見ることのできないものも沢山。
自分自身の勉強や、手仕事の新境地・発想、惹き付けるもの、チャレンジの可能性、時代の流れ、様々な視点で見ても行ってみる価値ありのイベントです。
私も創造性が広がり、いろんな情報も仕入れられた良い機会となりました。
来年も6月・12月に開催予定です、ぜひ皆さんも足を運んでみてください。