シートに詰められ管理
いつも めがね修復・復刻保存館 フィールシーズをご利用いただきありがとうございます。
今回は、皆さんが普段ご覧になられることの無い、めがねの製造過程での管理箱シート(パレットとも言います)のご紹介をします。
金属製・プラスチック製・どちらのめがねも製造工程の大部分を このシートの中に入れて管理・移動されていきます。
このシート、ご覧の通り全部で20枚のめがねが入る、発泡スチロール製の保管用ケースです。
めがねは完成するまでに 約200工程の作業があると言われていますが、ある程度めがねの形になるとこのシートに入れられ、管理されながら次の製造工程へと進むを繰り返します。
発泡スチロール製というのは、キズ防止と軽さから選ばれているようです。
完成間近のものは
下にスポンジが
一般ユーザーの方はおろか、めがねショップの店員さんでも この、シート は見た事が無い方も多いはず。
1枚でもこの大きさですから、県外への配送などには使われることはありません。
また、規模の大きい工場などでは、1日に何度も 縦に何層にも積み重ねられた、このシートが行き交う姿がよく見られます。
発泡スチロール素材の為、シート内で動いても めがねにキズはつきませんが、完成間近のめがねなどには、シートの中に薄いクッションとなる”スポンジ”が敷いてあるものも。
ほんのちいさな擦れキズも付けない工夫ですね。
皆さんが普段何気なく見ているめがね、クローズアップしてみると、出荷されるまで ほんとに細かい所まで気を張って、丁寧に扱われているんです。
最先端の機械と熟練の技術、考え抜かれた道具と細やかな取り扱い、これらすべてがMade in Sabae のめがねに詰まっています。
丁寧に扱われ鯖江から出荷されためがね、皆さんも大切にお使いくださいね。
きっとめがねも喜ぶと思います。