修復前
修復後
今回のご依頼はフロントはアセテートですが、テンプルが竹製という特殊なものです。 耳に掛かる曲げ部分で折れてしまったものを修復再生のご依頼をいただきました。 約2か月前にクロムハーツのテンプルで、ウッド製の折れ修復を加工しましたが、やはり折れる部分は同じ曲げる所でして、基本曲がらないものを無理に曲げた結果この様な事態になったようです。 竹の場合、ウッドと違い表面は若干光沢が出ます。 また、永くご使用されると油分を吸い独特の色合いが出てきます。 ですが、竹には筋が多くあり、そこから裂けようとする性質なのでウッドよりも難加工素材です。 この手の素材は今回も中に芯材を入れて保存加工しました。 下画像中央がそれになります。 今回は破断面が裂けた状態だった為、鑑賞用として最適な状態まで修復出来るか不安でしたが、加工後も裂け目がうまく合わさり、ほぼ分からない状態に仕上げれました。 これでご自分のめがねコレクションとして飾っても恥ずかしくないですね。 みなさん、木・竹・カーボンなどの素材はくれぐれも曲げない様、覚えておいてください。
修復費用 | 約 24,000円 |
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期間 | 約 4週間 |
修復前
修復中
修復後
修復後