加飾前
加飾後
ヴァレンティノはイタリアのファッションブランドで創業者はかの有名なヴァレンティノ・ガラヴァーニです。 日本ではバレンチノと読み書きする方がしっくりきますね。 今回のご依頼ですが、ご依頼主様は装飾にこだわりを持っていらっしゃいまして、以前にもリムの正面に独特の転写柄を施されたようですが、鼻パットなどにも柄が写りこんでしまったのがお気に召されなかったようです。 そして使っているうちに左テンプル丁番がロー離れ(外れ)してしまい、メガネとしての使用を諦めたそうです。 このフレームはよく見ると分かりますが、ヨロイからテンプルにかけての装飾の細かさは鋳造方式で作られた合金素材であるため、曲げの加工に向かず破損などの可能性をお伝えしました。 それでも形にして欲しいとのご要望を受け加工しましたが、1度折れ、円整形中にも亀裂が入りと、形になるまでに大変苦労した思い出に残る一品となりました。 今回はなんとかお渡し出来る形になりましたが、合金素材や鋳造方式のものはリスクが高く、形にならない場合もございます。 出来るだけ事前にお知らせし、お打合せ後、ご了解の元加工を致しますのでお客様もその旨ご理解ご協力よろしくお願い致します。 ご依頼主様、こだわりの逸品です、ご満足いただけましたよね?
加飾費用 | 約 55,000円 |
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期間 | 約4週間 |
加飾前
加飾後
加飾後