アメリカの高級皮革製品メーカーで有名なコーチのサングラス、左テンプル金具飾りの復刻再生ご依頼です。　　さすがに何度も復刻していますので、今回はちょっと違う視点からメガネの技術マメ知識をお伝えします。　　このコーチのフレーム、テンプル部分にゴールドのロゴマークが入っています、そこから先の耳の方へと向かう部分に同じマークですが、透かし彫りのように刻まれたロゴが多数入っていますね。　　この細かい彫り模様、実はレーザーで加工されているんです。　　このレーザー加工方式がメガネ業界に普及するまでは、刃物機械による彫刻だったので、せいぜい数ミリ単位までのものしか彫れませんでした。　　時代は進化してレーザー機が導入されると、ミリ単位以下の彫刻が出来るようになり、非常に細かく表現豊かな立体的彫刻が可能となりました。　　人の手ではここまで精密に複数彫ることはできませんので、メガネの表面装飾もかなり進化しているんですよ。　　金属にも応用されていますので、一度ご自身のめがねをチェックしてみてもおもしろいですよ。　　また、この他にも細かい装飾の技術として鋳造方式もありますが、こちらの説明は該当商品がありましたら改めてご案内しますね。