
修復前

修復後
めがねが壊れた時、絶対にやってはいけない行動のひとつ、接着剤を使用する、が挙げられます
基本的にどの接着剤を使ってもいけません
しかもその中でも、「最も使用してはいけない接着剤」があり、それが「瞬間接着剤」になります
一番の理由は、瞬間接着剤の成分が加工品内部に浸透してしまうから、です
プラスチック製めがねの主流素材であるアセテート・セルロイドは、「溶着」という技法で鼻当てパーツの取付け・厚みのある素材を作る・テンプルの作成など、その用途は幅広く めがねの製造において欠かすことが出来ません
しかし、壊れた部位に安易に瞬間接着剤を塗布してしまうと、破断面から瞬間接着剤が素材内部に浸透します
一度浸透してしまうと接着成分が邪魔をし、溶着を試みても思うように付かず、いとも簡単に溶着部位が外れてしまいます
その為、最も綺麗に仕上がる修理方法が出来ず 見た目が悪い修理方法を選ぶしかありません
更に余計なものの付着により破断面が合わない事から 完成品の強度も劣り、場合によっては修理不可となる事も
接着剤未使用品に比べ様々な手間も掛かる為、加工費用にも反映します
一番見た目良い修理方法が使えない
強度も太鼓判を押せない
その割に費用は高くなる
これは毎日実際に加工を手掛ける職人本人が言うので間違いありません
(WEB上に拡散されている無責任な情報を鵜吞みにしないようご注意ください)
過去に何度も、さらに今回も、出来る限り伝えていますが 残念ながら、安易に接着剤を使用する人は無くなりません
困ったものだと常日頃思いますが、手掛ける側も日々技術を向上させねばと取り組んでいます
矛盾も感じますが、どの様なものでも綺麗に仕上げる努力を怠らず、今回のハイブランドも精一杯仕上げさせて頂きました
当店は接着剤を使っためがねを募集している訳ではありません
非常に残念だと思いながらも、その中で出来る上限を上げる努力を続け、「それでも何とかして欲しい」という方の力になれればと事例掲載しています
包み隠さず費用を掲載しております、この費用で見合う・ぜひ修理して欲しい・と思う方は一度お問い合わせ下さい
※まだ間に合う方は絶対に接着剤は使用しない事、です
| 修復費用 | 約 28,000円 |
|---|---|
| 期間 | 約 3週間 |

何やら使用されてます

アフター

正面から

ハイブランドが泣きますよ