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Ray-Ban シューター 汗止め復刻 塗装 溶接 メッキ 縄手チューブ取付 復刻再生

2025年11月4日 火曜日

  • Ray-Ban シューター 汗止め復刻 塗装 溶接 メッキ 縄手チューブ取付 復刻再生

    復刻前

  • Ray-Ban シューター 汗止め復刻 塗装 溶接 メッキ 縄手チューブ取付 復刻再生

    復刻後

長年愛用された Ray-Ban/レイバン のシューター
古くから存在し、今も尚 販売され続けるレイバンの代表的なモデルの一つ
今回のモデルもヴィンテージで、40年以上経っているものかと思われます

汗止めバーとその下のリングがシューターの特徴ですが、経年劣化により汗止めバーは亀裂多数、そこから水分が入り青サビが発生し、見た目に残念な状態です
しかも汗止めバー右側の 過去溶接修理された部分が外れ、腐食・変色・劣化・と着用をためらう程の状態
このお問い合わせに2通りの見積をさせて頂き、ご予算の都合上3Dプリンターの活躍となりました

打ち合わせの結果、汗止めバーを3Dプリント作製、汗止めバーの両端メタル部分を再溶接、加工部付近のメッキ、汗止めバーの塗装、となりましたが 加工途中で「縄手部分の耳が痛い」とご相談を受け、縄手部にシリコンチューブでカバーする加工がプラスされます
いつも通り進捗をご案内し、徐々に姿を変えるご愛用品に期待と興味を持たれます

汗止めバーの芯金にもメッキを施し、簡単に緑青が出ないよう見えない部分も丁寧に処理をします
3D​プリント品の表面も均し 塗装が乗りやすいよう処理し色を調合して塗装
塗装の色剥がれにも十分対策を行い完成したパーツを元のフレームへ再溶接します
レーザー溶接で処理跡を最小限に抑えメッキも掛けメインの加工を終えました

最後にシリコンチューブを付け完成したフレームは お待ちいただいたお客様の元へ帰ります
完成品をしばらくご使用されてから使い心地を確認したご依頼主様
「全体のシャキッと感が甦り気持ち良く使っております、耳の後ろも長時間掛けても痛くなく汗止め部分もジャストフィットです」
とご感想をいただけました

今回は当店ならではのご提案「3Dプリント品の融合」が生きたご案内が出来、お役に立つことが出来ました
無いものは作り 手を加えることで様々な問題を解決することが出来ます
何十年も前に製造されたものを未来へ、その時代に合った手法で繋いでいく、そんなお手伝いが出来ればと思っています

ご依頼主様、今回はどうもありがとうございました、どうぞ大切になさって下さい
 

 
復刻費用 約 30,000円
期間 約 4週間
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    復刻前

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    復刻後

  • Ray-Ban シューター 汗止め復刻 塗装 溶接 メッキ 縄手チューブ取付 復刻再生

    3Dプリント品移植完了!

  • Ray-Ban シューター 汗止め復刻 塗装 溶接 メッキ 縄手チューブ取付 復刻再生

    塗装も施しバッチリ

 


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