修復前
修復後
ティファニー/TIFFANY は、1830年代にアメリカで生まれた宝飾品・銀製品のブランドです
ブランドの代名詞とも言える「ティファニーブルー」と呼ばれる色は、美しいターコイズブルーカラーでも有名
今回はそんなティファニーブランドの、ターコイズカラーをイメージとしたテンプルの黄変除去事例となります
過去に幾度となくご紹介している 黄変除去/黄ばみ落とし ですが、掲載のタイミングやブランドによって見逃す方も多いと感じ、不定期となりますがご紹介しています
と言うのも、白化・黄変・色移りなどはかなり多くの方が不快に思う症状の一つだから
また、プロにお願いするとどの程度まで復元できるのか、WEB上で掲載もほぼ見ない為 あえてご案内しています
あれこれ話すよりも画像を見れば一目瞭然なのですが、画像では伝わらない取り扱い方や、お役立ち情報などもあり 言葉も添え掲載しています
今回は毛髪が触れる部分の色移り「ヘアカラー」の影響を受けての変色です
今回のケースは、ヘアカラーもフレームへの色移りも、同じ「染色」になります
染まってしまっためがねは「色が浸透していない部分」まで削り落す事で本来の色に蘇らせることが出来ます
深く浸透すればするほど深く削る必要があり、フレームのアウトラインや中にある芯材の飛び出しに影響が出やすくなります
出来るだけ状態良く仕上げる為には「早期発見・早期治療」が必須、これは何にでも当てはまる事です
プロだから必ず綺麗にしてくれる、とは言い切れません
プロの場合、これから先の事も考え必要上には施さない、を実践します
その為「もう少し」と思うところでも「これ以上は逆効果」と判断することもあり、そうなる前に をお勧めする訳です
今回のケースは重症化する手前だった為、シルク印刷こそ消えたものの、黄変の名残りはほぼ除去出来ました
ご依頼頂くお客様はすべて「綺麗に・元通りにして欲しい」と願うもの
それを叶える為には、ご依頼時の状態はかなり重要だという事をご理解ください
どこに依頼しようか迷われている方は、事例の多さ・仕上がり画像と費用・期間を見て選択して頂けたらと思います
今回も大変喜ばれ何よりです、ご依頼主様、ご注文どうもありがとうございました
修復費用 | 約 9,000円 |
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期間 | 約 8日間 |
ビフォー
フロント部のツヤも注目
アフター
明らかに漆黒の艶が
一つ一つ手作業で
削ぎ落していきます
削ぎ落し中
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