修復前
修復後
フランス生まれのレスカ(レスカ ルネティエ)は「French Heritage(フランスの伝承)」と呼ばれ、古くから伝わる機械・技法によってめがねを生み出してきました
日本においても、ヴィンテージ品であるレスカは人気があり、特徴的なカシメ丁番のスタイルは美観と技術を兼ね備えています
実はこのレスカ、お問合せやご依頼が少しづつ増えており、その中でも比較的テンプル折れを多く見掛けます
モデルには芯有りと芯なしが存在しますが、芯有りでも同様にカシメ金具部分で折れる事が多いようです
カシメピンを通す為、芯材に穴をあけますが、芯材が細すぎる場合はあけた穴がその強度を下げます
テンプル・ヨロイ丁番は、特にめがねで負荷のかかる部分、太めのフレームであれば弱い部分には尚更力が集中しがちです
今回のご依頼は左テンプル折れ・丁番カシメ・鼻盛・と中々のボリューム、すべき順番で加工を進めていきます
まずはテンプル折れを特殊な方法で修復し、めがねとしての形状を取り戻します
形になればバランス調整も出来る為、カシメ作業へと移ります
丁番のグラつきやフレームバランスを直せば最後に鼻盛へ
元鼻を削り落しバランスよく新しいパッドを付けていきます
最後に綺麗に磨き仕上げて完成です
ご依頼主様からも「大変迅速に、そしてとても丁寧に作業頂きありがとうございました。作業の様子も画像や動画で送ってくださり、とても安心して待つ事ができました」とお言葉を頂戴することが出来、心地よい疲労感に包まれ加工を終えることが出来ました
ヴィンテージのめがねを大切に扱い、末永くご愛用されたい、というお客様を最近多く見掛けます
どこへ行ってもヴィンテージは敬遠されがちですが、当店では持てる技術と経験とサービスで、精一杯対応させて頂きます
お困りの方は一度お問い合わせ下さい
※お問い合わせはこちらから
修復費用 | 約 42,000円 |
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期間 | 約 5週間 |
ビフォー
アフター
鼻盛後
綺麗に完成!