修復前
修復後
真っ直ぐ伸びたグリーンとレッドのラインが鮮やかな GUCCI/グッチ
テンプル先端は中に芯が入っていない「ノー芯」アセテートではない樹脂製のもの、しかも表面にコートが付いています
アセテート・セルロイド素材以外は、溶かし合わせる「溶着」が出来ない為、別の方法で修理になります
特殊接着で修理をするものは、破損部分をそのまま付ける事になる為、破断面などが分かりやすい(修理痕が残る)仕上がりとなります
ただし、修理痕が残るとしても「痕が目立ちにくいよう仕上げる」のがプロとしての仕事
一般の方が見様見真似でやるのと大きな差が無ければ、生業としている意味がありません
今回も破断面を分かりにくくする手法、十分な強度、周辺全体見た目の良さ、を追求し仕上げました
上記理由により よく見れば破断面は分かりますが、間近で見るか拡大しないと分からない程度
この仕上がり具合で、「修理痕が目立ち汚い」と思われる方でしたら、当店ではご要望を満たすことが出来ません
常に綺麗に仕上がるよう最大限努力しておりますが、手作業では到底不可能なレベルのご要望の場合、お断りさせて頂く事もあります
これより更に目立ちにくくする手法はありますが、修理痕が無くなる訳ではなく、「若干目立ちにくい」という程度
その手間賃も加算され、ご提案として「最良」ではありません
見た目に全く分からない仕上がりを望まれる場合、パーツ取り寄せで交換される・同じものを購入される・事をお勧めします
修理の場合、限りなく修理痕を残さない努力をし、通常使用に耐えうる強度に仕上げていきます
壊れたフレームの修理は「新品にするもの」ではなく「再びご使用頂けるように+出来るだけ綺麗に」をご理解ください
今回はあえて修理痕が分かりやすいタイプのフレーム事例をご紹介させて頂きました
ぜひ参考にして頂ければと思います
「これで十分綺麗だ」と思う方でお困りの方は、下記から是非お問い合わせ下さい
※壊れたフレームでお困りの方はこちらから
修復費用 | 約 27,000円 |
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期間 | 約 4週間 |
修復前
修復後
修復後
よく見れば亀裂痕
ほぼ気付かない