世界でもっとも有名なサングラスブランド Ray-Ban／レイバン
今尚売れ続け 人々を魅了するモデルは、新しいもの・懐かしいもの・時代を語り継いだもの、それぞれが当てはまり 思いのスタイルはファンの脳裏に浮かびあがります

今回のモデルは、ボシュロム時代のヴィンテージ、セル輪付きの縄手一山丸メタルと、ファンなら唸る懐かしいもの
長い年月使い込まれたこのめがね、所々緑青が見られるものの、メッキもまだ健在なのがこだわりの作りを感じさせます
経年変化により縮み・退色したセル輪の復刻再生でご依頼頂きました

​現代ほど高性能な機械がない時代のセル輪とあって、いたってシンプルな構造ですが、こちらを復刻ご希望とあらば、当然セル輪の色には気を遣います
探し歩き、退色前に近い色と思える類似生地を見付け、早速作る運びとなりました
（経年変化・退色は、大抵色抜けの為 元色から薄くなりがちです）

セル輪の製作はお手の物、今更説明不要かと思うので、ちょっと余談をひとつ
他業種でも同様であるように、めがねでもシンプルなものほどお手入れが簡単で壊れにくいものです
技術や機械が進化し 繊細で凝ったものが作れる現代、他との差別化を図り付加価値あるものを作れる反面、繊細さは脆さと表裏一体
愛着を持って永くお使いいただくにはシンプルなものの方が向いていると言えます
今回のモデルは恐らく40年ほど前に製造されたもの、現存し今ある状態がそれを物語ります

今回も綺麗に仕上がりました、ご依頼主様にもご納得いただき一安心
この先もご依頼主様の顔となったこのフレームと 永き時を歩んでくださいね
どうもありがとうございました
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