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ポール・スミス ヨロイ折れ 修復再生 修復再生

2024年3月26日 火曜日

  • ポール・スミス ヨロイ折れ 修復再生

    修復前

  • ポール・スミス ヨロイ折れ 修復再生

    修復後

Paul Smith/ポール・スミス はイギリスを代表するファッションデザイナー、服飾アイテムを主に展開し、めがねにおいても有名且つ人気のブランドです。
今回は、ポール・スミス ベースカラーがブラックのアセテートフレーム、ヨロイ折れの修復再生事例になります。

この破損状況、過去に幾度か掲載しておりますが、アセテートの細くなった所で折れる、典型的なものです。
アセテートフレームのフロント(前枠側)が折れる場合、大抵ブリッジ付近かヨロイ付近になります。
このフレームは、埋め込み丁番が生地の肉厚を薄くし、更にヨロイの飾り金具を埋め込む溝が薄くし、そこに必要以上の衝撃が加わり折れたものです。

埋め込み丁番は、セルフレームのほとんどで採用されており、これが強度を弱くしているとは一概に言えませんが、厚みの無い生地・部分に対して埋め込まれていれば話は別です。
破断面を見ると、上下部は約1㎜・正面部は約2㎜の肉厚しか無く、頑丈とは言えない作りですが、丁寧に取り扱えば壊れるものでもありません。
身の回りにある日用品でも、普通に使用していれば何の問題もないものがほとんど、しかしかなりの衝撃が加われば壊れてしまうものもよくある話です。
ではなぜそれらの中でも、「直して使う」選択肢が めがねはそれなりにあるのでしょうか。
1.顔の一部になっている 2.それなりの値段で購入している 3.特別な思い入れがある など、使う人によって理由は様々あるようです。

肉厚の無いものは、修理をする上で強度が出しにくいものですが、当店では特殊な方法で行い強度を保ちます。
また、破損部付近に異物(今回の場合は飾り)があれば、修理方法や仕上がりの外観難易度が高まり、「職人泣かせ」なフレームです。
当ホームページをよくご覧のリピーターさんならお分かりの通り、当店はワンランク上を行きますので どうぞご安心を。

今回も自信を持ってお見せできる仕上がりとなりました。
破損先が短く、強度を出しにくいフレームでしたが、そちらの面でもしっかりと対策を行い、チェックしております。
この先もきっと長くお使い頂ける事かと思います。
ご依頼主様、ご注文どうもありがとうございました。

※めがねが壊れてお困りの方はこちらから

修復費用 約 25,000円
期間 約 3週間
  • ポール・スミス ヨロイ折れ 修復再生

    修復開始

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    修復完了

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