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ブルガリ 左テンプル飾り 復刻再生 復刻再生

2023年10月11日 水曜日

  • ブルガリ 左飾り 復刻再生

    復刻前

  • ブルガリ 左飾り 復刻再生

    復刻後

高級宝飾ブランド BVLGARI/ブルガリ は、2011年 LVMH/モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン の傘下となり、 世界最大のファッション業界大手企業体に位置付けられています。 

今回のご依頼は、ブルガリフレーム 左テンプル飾りの紛失による、ブラック飾り復刻再生になります。
過去に全く同じモデルの色違い、琥珀色を復刻再生したことがあり、今回は黒での製作となりました。
そして、遂に店ラボのCNCをつかった初製作事例となります
※前回の同モデル掲載はこちら

このCNC、めがね業界では主にNCと呼ばれ、メタルフレームやセル(アセテート含む)フレームを削って作る為に使われる機械で、「コンピュータ・ヌメリカル・コントロール」の略です。(コンピュータ数値制御の意味)

当然のごとく手作業とは桁違いに制度の高い製品が出来る為、小さいもの・寸法精度が求められるもの・などに向いており、同じものを大量に作る際には重宝します。
ただし、モノを作る際 毎回データを必要とする為、一つだけ作るといった事にはあまり向かず、めがねの修理等にはほぼ使われません。

0.1㎜単位の精度で作れる分、シビアな精度を求めると、設計図が必要不可欠ですが、修理品にそれはありません。
その為、シビア過ぎる精度は求めず、手作業では困難なレベルのものを作る事で、ある程度加工のハードルを下げることが出来ます。
モノを作った後もそれで完成!ではありません、必ずバリ取りや研磨などの2次加工が必要となります。

これらの工程がCNCを扱うハードルを上げている事は他でもありません、また 扱う為には3D CAD・CAMといった専門的知識を身に付ける必要がある為、仕事で扱うか 余程の趣味でも持たない限り、扱える人はそういないのが現状です。
しかし、スキルを一度身に付けてしまえば、手作業では到達する事の出来ない領域のモノが制作出来、思い通りに完成したときの喜びは別格です。

話は逸れましたが今回のご依頼は、当店最新機種のデビューに相応しい製作品となりました。
完成品はご覧の通り、フリーハンドでは出せない角度・寸法精度の立方体が出来上がり、磨き上げ後 無事接着取付も終え完成となりました。
誤差は0.5㎜未満の寸法精度、いかがですか。

Feel Seedsでは、今回のような特殊なパーツやカスタマイズなど、他店ではあまり見かけないサービスを得意としております。
どうしよう、どこか対応出来る所ないかな?とお考えの方、まずはお問い合わせください。
当店が何かしら、お力になれることができるかもしれません。
皆様からのお問い合わせ・ご依頼、お待ちしております。

※お問い合わせはこちら

復刻費用 約 30,000円
期間 約 4週間
  • ブルガリ 左飾り 復刻再生

    サイズはナント
    約6㎜×8㎜×3㎜

  • ブルガリ 左飾り 復刻再生

    元パーツと比較

  • ブルガリ 左飾り 復刻再生

    取付完了

  • ブルガリ 左飾り 復刻再生

    ほぼ同じ

 


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