復刻前
復刻後
高級宝飾ブランド BVLGARI/ブルガリ は、2011年 LVMH/モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン の傘下となり、 世界最大のファッション業界大手企業体に位置付けられています。
今回のご依頼は、ブルガリフレーム 左テンプル飾りの紛失による、ブラック飾り復刻再生になります。
過去に全く同じモデルの色違い、琥珀色を復刻再生したことがあり、今回は黒での製作となりました。
そして、遂に当店ラボのCNCをつかった初製作事例となります。
※前回の同モデル掲載はこちら
このCNC、めがね業界では主にNCと呼ばれ、メタルフレームやセル(アセテート含む)フレームを削って作る為に使われる機械で、「コンピュータ・ヌメリカル・コントロール」の略です。(コンピュータ数値制御の意味)
当然のごとく手作業とは桁違いに制度の高い製品が出来る為、小さいもの・寸法精度が求められるもの・などに向いており、同じものを大量に作る際には重宝します。
ただし、モノを作る際 毎回データを必要とする為、一つだけ作るといった事にはあまり向かず、めがねの修理等にはほぼ使われません。
0.1㎜単位の精度で作れる分、シビアな精度を求めると、設計図が必要不可欠ですが、修理品にそれはありません。
その為、シビア過ぎる精度は求めず、手作業では困難なレベルのものを作る事で、ある程度加工のハードルを下げることが出来ます。
モノを作った後もそれで完成!ではありません、必ずバリ取りや研磨などの2次加工が必要となります。
これらの工程がCNCを扱うハードルを上げている事は他でもありません、また 扱う為には3D CAD・CAMといった専門的知識を身に付ける必要がある為、仕事で扱うか 余程の趣味でも持たない限り、扱える人はそういないのが現状です。
しかし、スキルを一度身に付けてしまえば、手作業では到達する事の出来ない領域のモノが制作出来、思い通りに完成したときの喜びは別格です。
話は逸れましたが今回のご依頼は、当店最新機種のデビューに相応しい製作品となりました。
完成品はご覧の通り、フリーハンドでは出せない角度・寸法精度の立方体が出来上がり、磨き上げ後 無事接着取付も終え完成となりました。
誤差は0.5㎜未満の寸法精度、いかがですか。
Feel Seedsでは、今回のような特殊なパーツやカスタマイズなど、他店ではあまり見かけないサービスを得意としております。
どうしよう、どこか対応出来る所ないかな?とお考えの方、まずはお問い合わせください。
当店が何かしら、お力になれることができるかもしれません。
皆様からのお問い合わせ・ご依頼、お待ちしております。
※お問い合わせはこちら
復刻費用 | 約 30,000円 |
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期間 | 約 4週間 |
サイズはナント
約6㎜×8㎜×3㎜
元パーツと比較
取付完了
ほぼ同じ