加飾前
加飾後
KANSAI YAMAMOTO(山本寛斎)は、神奈川県横浜市生まれのファッションデザイナーであり、フランスのパリ・イタリアのミラノ・アメリカのニューヨーク・スペインのマドリードなど、世界各国にブティック寛斎を出店するなど、世界中で活躍し その功績は輝かしいものがあります。
さて今回は、当店初となるブランド KANSAI YAMAMOTO フレームのカラーチェンジ事例になります。
元のカラーは金属部がゴールド、マユ(ブロー)とモダン(耳掛け部)は茶系の色でしたが、もっと落ち着いた色にしたいとのご要望で、金属部はグレーに、マユとモダンはブラックにカラーチェンジとなりました。
このフレームを構成するものは大まかに4つあり、金属部のめがね本体・マユ・モダン・パッド(鼻当て部)です。 このうち大胆なカラー変更が出来ないものがパッドです。
構造は鼻に当たる部分の樹脂内にネジ止め部になる金属芯が埋め込まれており、パッドの色を変える場合は金属部をゴールドかシルバーにするというのが一般的です。 まわりの樹脂部分は、めがね装着時 肌を透けて見せることで目立たせない透明色が一般的であり、元々安価なパーツということもあり、塗装や染色等の着色は行われません。
金属部はめがねのベースカラーに合わせ暖色系ならゴールド、寒色系ならシルバーを付けるのが一般的です。 そしてパッドとモダンは既製品が存在し、サイズ・色・形が豊富にあります。
さて本題に戻りまして、今回手掛けるのは他で代替えが効かないめがね本体とマユになります。
本体はグレーにメッキ色の付け直し・マユは黒で作り直し、と別の工程で進みます。
そして今回の加飾費用の大部分を占めるのがマユの作り直しになりす。 他の形が違う製品でも 同色なら一緒に加工出来てしまうメッキとは異なり、マユは本体サイズに合わせ手作業で作り直す為、圧倒的手間の差が出ます。
手間がそのまま加工費用に反映される為、今回の加飾費用比率で言えばマユが約8割、メッキが約1割5分、その他諸々が5分といったところでしょうか。
今後カラーチェンジを検討されている方、どうぞご参考までに。 細部までこだわりたいという方はモダンも「芯張り」という加工方法で、そのひとつの為に削り出して作る方法もあります。
安く早くなら出来るだけ既製品を選び、とことんこだわりたいなら手作業の職人技術を堪能してください。 まだまだ色替えが出来ることもあまり知られていないめがねですが、当店は知識・可能性を広げるお手伝い今後も続けていきます。
いつでもご相談ください。 ご依頼主様、どうもありがとうございました。
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加飾費用 | 約 50,000円 |
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期間 | 約 6週間 |
ここから
カラーチェンジ完了
シックなカラーに
落ち着いたイメージ