復刻前
復刻後
new balance(ニューバランス)は、アメリカのマサチューセッツ州に本社を置く、スポーツシューズメーカーです。 今では街中でもその斜めに傾いたブランドロゴのNマークを目にする事は多く、ファッショアイテムとしても有名であり、デザイン性・機能性・ファッション性などから多くのファンを獲得しています。 今回のご依頼は、スポーツシューズメーカーらしく、スポーツタイプサングラスの、ラバー製ノーズパッド(鼻当て)の復刻再生事例になります。 私も初めて見る留め方のノーズパッド、ブリッジ下側から長く伸びる棒状のプラスチック樹脂に、差し込む(下側から突き刺す)変わった作りです。 この右側棒状の樹脂と右ノーズパッドが無くなり、左側は棒状樹脂が折れている状態でお問合せ頂き、留める部分を変えノーズパッドを復刻する事でご納得いただき、加工スタートとなりました。 ちょうどゴムパーツも類似樹脂で対応し始めたばかりとあって、タイミングよくご案内することが出来、ご依頼主様にとっても慣れ親しんだ素材に近いものがある事で、より期待値が高まったようです。 まずは一番肝心なノーズパッドをきっちりモデリングし、複数回3Dプリントしてようやく造形完成に。 しかし復刻したノーズパッド、オリジナルそっくりなのになぜか鼻当て部の窪みにフィットしません。 接地面をフィットさせるために縮小プリントすると、全体の形状や高さ・厚みが変わってしまう為、相談し造形物接地面を加工し、フィットさせていくことになりました。 画像では伝わりませんが接地面の両端をかなり削り込み、元位置に納まるよう調整します。 全体を見てあまり違和感がない所まで削り込み、簡単に取れないよう㊙の細工を施し、最後に全体のバランスを見ながら固定します。 出来上がりは、鼻の高さ・見た目が変わることなく、ほぼイメージ通りに仕上がり、適度な柔軟性・反発もあって良好です。 ご依頼主様にもきっと喜んでいただける事と思います。 ご依頼主様、どうもありがとうございました。
通常ゴムのパーツは型に流し込んで製造される為、作る際は1個でも100個でも「型」が必要になり、その型を作る「型代(かただい)」が料金に反映される為、少数製造の場合は高額になります。 そこで救世主として登場したのが3Dプリンター、製造データさえあれば型がなくとも造形することが出来、型代を必要としない正に夢のような機械です。 また、必要とする適応樹脂さえあれば、その特性を活かした造形が行え、ワンオフ製作に最も適しています。 ただし、肝である データの作成・造形の前後処理・製品への適合性など、色々スキルを必要としハードルが高いのも事実。 当店では、データの精度を突き詰めすぎず、めがねへの適合加工はプロのため、いいとこどりする事で 他では出来ない価格と多様性を実現しています。 お困りごとなどございましたら、まずはご相談お問合せ下さい。 幅広い知識と技術・豊富な経験で様々なご提案をさせて頂きます。 皆様のご利用お待ちしております。
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復刻費用 | 約 22,000円 |
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期間 | 約 3週間 |
左側 元パッド
右側 新規パッド
加工後取付完了
下面から
正面もよし