復刻前
復刻後
CARRERA(カレラ)は ドイツの自動車メーカーの、ポルシェが1964年から製造・販売しているスポーツカーの名称です。 ポルシェのサングラスが30年以上前から存在していたと同様、カレラのサングラスも30年以上前から存在し、今回ご依頼のモデルも 「ナス型」と呼ばれる”タレ目”の玉型は当時のままです。 このモデルは、ブリッジ中央に大きめの穴が開いており、そこに樹脂パーツをはめ込む事でサングラスレンズを止める役割をしていたようです。 そのレンズ留め樹脂パーツが折れて無くなり、何とかならないか?という流れでご依頼になりました。 上記の通り はめ込む作りの為、樹脂で作製した場合、経年劣化や外的要因によって同じ様に折れる可能性があり、結果 耐性がある金属で脱着できるパーツで作る流れとなりました。 パーツの元の形状が分からず、ネットで調べた所 運よく発見!それに似せて製作しました。 飾り上部には3本の窪んだラインがあり、それも忠実に再現しました。(ポルシェの3本ラインは過去の事例でも見かけ、今回の窪みラインは特別サービスで入れさせてもらいました) レンズに干渉する部分は、内側を少しなだらかに加工し、レンズにキズが付きにくい仕様に。 また、裏側から見た時、大きな穴が目立ち過ぎぬよう、止める為のネジも頭が特大のものを使用し、出来た金具全体をメッキ掛け。 フレームカラーに合わせたブラックマットは、元が金具であったことを忘れさせます。 フレームと一体感が出て、後付けパーツであるとは思えない仕上がりとなり、ご依頼主様にも大変喜ばれました。 これで簡単に壊れたり外れたりすることはありません。 このように、特殊な形状のメタルパーツをワンオフ製作する所は、鯖江でもほぼ無いと自負しています。 ご依頼主様、当店としましても特殊なご依頼、どうもありがとうございました、大切になさって下さい。
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復刻費用 | 約 30,000円 |
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期間 | 約 4週間 |
メタルパーツで復刻
塗装後 取付完了
フレームと一体感
CARRERAロゴ