事例紹介CASE

TAKEO KIKUCHI ヨロイ折れ 修復再生 修復再生

2022年7月4日 月曜日

  • TAKEO KIKUCHI

    修復前

  • TAKEO KIKUCHI

    修復後

TAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)は日本を代表するファッションデザイナーのひとりです。  TKの名でも有名な男性向けファッションブランドですが、デザイナー本人 菊池武夫氏 は現在すでに一線を退いているそうです。  今回のご依頼は、当店初となるブランド、TAKEO KIKUCHIのセルフレーム 右ヨロイ折れの修復再生になります。  このモデル、壊れた理由は教えて頂けませんでしたが、なぜここで折れてしまったのか、は明確に理解できます。  答えは「この部分が一番生地の厚みが薄いから」です。  過去にも掲載していますが、めがねの壊れやすい部分は細い・薄い部分であり、そこに必要以上の力が加わることで折れたり切れたりすることが多いです。  今回の破断面を見ると、正面は飾り金具が埋め込まれ その為の窪みがあります。  その裏面は丁番が埋め込まれ、中間にある生地の厚さは1㎜にも満たない為、この部分で折れてしまったようです。  元々全体的にスタイリッシュなフレームですから、力の逃げ場もあまりなく、瞬間的な大きな衝撃に耐えられなかったのでしょう。  目立たず強度を出す修理方法もありますが、今回は修復再生ご依頼なので元のようにそのまま仕上げさせてもらいました。  飾り金具と丁番がある為、修復難易度若干高めですが 当店経験豊富なので問題ありません。  仕上がりのビフォー・アフターは、逆再生してるのでは?と思える仕上がりとなりました。  ご依頼主様に喜んで頂ける事と思います、今回もありがとうございました。
※過去の壊れやすい特集はこちら ➡ 壊れやすいめがね編 https://www.feelseeds.jp/information/archives/131 
                ➡ プラスチック編   https://www.feelseeds.jp/information/archives/113 
                ➡ メタル編      https://www.feelseeds.jp/information/archives/112

修復費用 約 20,000円
期間 約 4週間
  • TAKEO KIKUCHI

    修復上部

  • TAKEO KIKUCHI

    修復裏部

  • TAKEO KIKUCHI

    シルクハットのマーク

  • TAKEO KIKUCHI

    綺麗に完成

 


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