加飾前
加飾後
朝晩の冷え込みが増し、深まりゆく秋を肌で感じるようになりました。 秋と言えば〇〇の秋、と様々な事柄に例えられ、独特な趣のある季節に感じるのは私だけでしょうか? 今回は当店から 芸術の秋にピッタリなめがねをご紹介します。 芸術とはアートであり、美術的な作品をじっくり楽しむため、感慨深い一品を作りました。 初の試みにして最高傑作、めがねの常識を覆す作品を 今回 アートペイントで表現です。 新しいモノをあえて古く表現し、経年劣化感を表し 味わい深さを醸し出す加工、エイジング塗装。 最近では 昭和レトロブームも相まって、インテリアなどのDIY・車のボディ・バイクのタンクやヘルメット・など身の回りにある様々なモノにエイジング加工する事で、使い込まれたアンティーク調のモノに仕立て、雰囲気や質感を楽しむ方が増えています。 一般的にヴィンテージめがねと言えば、製造後大体30年以上経っているものがそれにあたり、表面処理での表現方法としては アンティークメッキがそれになりますが、当店がめがね業界で初めて エイジング塗装によってサビのひどい状態を アクションペイントの技法も駆使し、作り上げました。 めがね修理業界では アンチエイジング(いわゆる若返り)のご依頼として、メタルフレームのメッキ掛け直し・プラスチックフレームの磨き直し・などのご依頼は 日々多数注文を受けていますが、新しいめがねをあえて古いメガネにする(見せる)というものは、今までアンティークメッキ以外無く、他にはない大胆な試みです。 今回はあくまでも ”古いメガネ” に見せる為の技法なので、表面に直接キズを付けるダメージ加工は行わず、アートペイントのエイジング塗装技術のみで作りました。 極め付きは デモレンズへ手書きで ”割れ” の表現を加え 骨董品レベル 昭和レトロアンティーク感満載の、かっこいいめがね の完成です。 職人の手によって生み出された 金属質の表面に 至る所にサビが現れ 朽ち果てた姿に変貌し、あたかも何十年も放置されたかのような存在感です。 全体的な色味も 原色を使うような派手さはない為、街中で使用しても変に浮くようなことはありません。 また、インパクトの強い レンズ割れのアートは、デモレンズ(製造時ににデモとして付いているもの)の為、実際視力矯正用として使用する時は 度数の入ったレンズに取り換え、イベント用のスペアとしても使えます。(脱着にはコツや慣れ・ちょっとした道具が必要です) 唯一無二の存在感、アートペイント エイジング加工 でクールでかっこいいめがねを作ってみましたが、みなさんもいかがですか? ただし、今現在 注文が大変混み合っており、ご依頼後完成まで約3ヶ月頂いております。 お時間と費用にご納得いただける方のご注文おまちしています。
加飾費用 | 約 50,000円 |
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期間 | 約 12週間 |
加飾後 左サイド
朽ち果ててます
加飾後 右サイド
サビだらけです
加飾後 テンプル先
今までに無い質感
インパクト大
割れは手書きで表現