加飾前
加飾後
日本各地で待ち焦がれた春を告げる便りが聞こえ始めてきました。 そんな季節にピッタリな1枚を紹介します。 「ヨルシカの春泥棒のMVってすごく綺麗なんですよ、知ってますか?」「こんなイメージのめがねってあったらいいですよねぇ!」 スタッフとの何気ない会話に出てきた言葉ですが、前半部分の単語は ほぼ理解できず、何それ?と聞き直す所から始まりました。 聞くと、ヨルシカという2人組アーティストが歌う 春泥棒 という曲、このミュージックビデオの映像がとても素晴らしい、ということでした。 さらに内容を聞くと、春になるとさくらの花が咲き始め、そこには1匹の犬と一人の男性と一人女性が映し出され、花の移りゆく姿と共にストーリーがアニメーションで流れていく、というものだそうで、私も早速拝見したところ、唸ってしまいました。 アニメーションにも拘らず、映し出される圧倒的美的空間に、ちょっとした驚きと感動を覚え、よし、ではこれをイメージしためがねを作ってみよう!! となり、スタートです。 作るのであれば どうしても桜の咲く この時期に間に合わせたい、との思いで製作開始しましたが、アートペイント職人激混み中とあって、桜の開花に間に合うかは綱渡り状態に。 また、作業期間だけにとらわれず、あくまでも ヨルシカの春泥棒 をイメージしたものに仕立てなくては意味がありません。 使うめがねは 人が掛けて初めて仕上がります、その為全体的にごちゃごちゃしたものではなく、センス良く掛けられるめがね、を目指し打ち合わせを繰り返し、あとは職人のセンスの見せ所。 余談ですが、このMV 内容を深く紐解くと、実はちょっと悲しい物語のようです。 美しい映像と楽曲、そこに込められたメッセージ、気になる方はご自身でググってみて下さい。 また、曲中”さくら”という言葉・ワードは一言も出てきません。 さくらをタイトルにした曲は数あれど、さくらの一生を例え作られた曲に”さくら”の言葉が入っていない事にも驚きです。 こんな表現が出来る作詞家の方は、普段どのように物を感じ取るのだろうか?などと考えてしまいます。 前回 特殊加飾の蒔絵で 桜を描き掲載しましたが、今年は不思議と同じ時期に桜を扱う偶然が重なりました。 新型コロナウィルスの影響が いまだに多大にある中、ひとつのめがねの表現方法として、伝統技術と現代技術、異なる技法によって生まれた さくらを題材にしためがね。 どちらも素敵 見ているだけで心が晴れやかになりますね。 ごらんの通り、現代技術の完成品は職人センス溢れる、渾身の作品となりました。 咲き誇る花が宙に舞い、その一枚一枚も様々な色で陰影を付け、右から左へ向けて吹く風に流されて行きます。 さくらの開花時期にギリギリ間に合いました。 あまりの素敵な出来栄えさに、社内モデルにお願いし 一枚撮らせてもらい掲載です。 当店Facebookページでは、さらに違うカットの画像も掲載しています。 ぜひそちらもチェックしていただき、いいね!フォローしてくださいね。 スタッフとの会話から生まれた渾身の逸品、ヨルシカの春泥棒ver いかがでしたでしょうか? 当店もアートペイント職人も仕事冥利に尽きる取り組みとなりました。 また、先日の蒔絵で表現した作品も下記URLからぜひチェックして見てください。 あなたはどちらの表現方法を選びますか? どちらも笑みのこぼれる仕立てに自信ありです。 ご注文お待ちしています。
蒔絵バージョンはこちら… https://www.feelseeds.jp/case/archives/167
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加飾費用 | 約 48,000円(参考価格) |
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期間 | 約 8週間 |
ハイセンスな
アシンメトリー
フレーム上部にも
フレーム下部にも
夕陽に映える