復刻前
復刻後
フィールシーズではもうお馴染み、プラスチックフレームのテンプル合口部分に取り付けられた、飾り金具の復刻再生事例になります。 過去に何度も同じ様な事例を挙げていますので、今回はこのめがねの表面加工にクローズアップしてご紹介します。 このセルフレーム(実際はアセテート)は表面を機械で木目調(木肌調)に加工されたフレームです。 比較的以前からこの様な加工がなされたフレームは存在していましたが、ウッドフレームが増えてくる中、安価で同様の見た目に出来る為、質感にちょっとこだわりを持ちたい方には良いと思います。 一般的には、回転式粗目のサンドペーパー的な機械で、フレーム表面にキズを付けるような感覚です。 一つの方向から一定にキズを付けなければ「木肌らしく」ならない為、作業には多少慣れが必要です。 この機械、どうしても細い隙間などには入り込まない為、ブリッジ下側の細い隙間部分などは手作業で傷をつけるか、キズが入らないままにしておくか、側面は元からキズ加工を付けないか、のどれかになります。 もしもこのタイプのフレームをお持ちの方は、ぜひブリッジ下側を見てください。 この他にも、表面にダメージ加工をし、岩のような質感に見せるものや、パターン化したくぼみを付け、ゴルフボールの表面のような質感に見せるものなど、表現方法も広がり続けています。 派手目の演出は一般的に日本人にはあまり好まれにくく、シックで落ち付いたものの方が比較的よく売れる様です。 自動車などでも日本ではブラックカラーをよく見かけますが、海外ではブラックカラーの割合が日本に比べて格段に低いように思います。 これも国民性なのでしょうか。 今回はセルフレームめがねの表面加工にスポットを当ててご紹介してみました。 今後もめがねを中心に、様々な視点からご案内していきたいと思います。
復刻費用 | 約25,000円 |
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期間 | 約 4週間 |
復刻後メッキ前
つや消し+メッキへ
復刻取付前
復刻取付後
取付後
開きもgood