修復前
修復後
SAMURAI SHO は哀川翔プロデュースのブランドで、ヨロイやテンプルに翔の頭文字であるSをモチーフにした飾りが施され、デザイン性豊かなフレームが多数あります。 今回は、SAMURAI SHO の左ヨロイ、ヒンジと呼ばれる部分の変形を直すビフォー・アフターの画像を掲載したサンプル紹介です。 約2か月前に変形サンプル(小)を掲載しましたが、今回の度合いは(重度)の通り、型崩れ度合いが酷く一般的にはここまで変形すると折れるか溶接が離れる事が多く、その場合は溶接修理となりますが、今回のフレームはβチタンの部材が破断せずにねじれるだけで持ちこたえています。 特にβチタン素材は曲げると元に戻ろうとする力、スプリングバックが強い為ここまで変形し形状が固定すると元に戻すのも一苦労です。 不慣れな方が専用の工具も無く、手で曲げて戻そうとしても折れる・溶接が剥離する、が関の山ですので絶対余計に触らないようにしてください。 専用の工具で支点・力点・作用点を把握し微妙な力加減で調整しないと綺麗に直りません。 また、工具を使って直す際にも壊れることが十分考えられる為、その場で技術さえあれば必ず直ると思わないようにしてください。 金属が角度で約80度ほどねじれて折れない方がラッキーなのですから。 今回はうまく修正できた例でしたが、当店ではねじれ修正だけの修復ご依頼はお受けしておりませんので、あくまでもサンプル見本としてみて下さいね。
修復費用 | |
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期間 |
修復前
歪みの為テンプル開かず
修復後
修復前
ねじれています
修復後