復刻前
復刻後
今回で4例目となる同じタイプのコンビフレームセル輪復刻ですが、やはり皆一様に円の内径と外径の中間にある生地(素材)の厚みが不足している為、切れてしまうようです。 先日の事例にも掲載していますが、購入時から比較的短い期間に同じタイプのモデルが同じような破損状態に数多くなるのは、製造段階での構造で日常使用においての強度考慮不足が考えられ、理由は複数重なっておきる事が多いです。 例えば今回のフレームでこの破損を減少させる為には、
1 生地を3年程度寝かし収縮率を下げてから加工する、
2 円の内径と外径の中間厚みを現状より0.3㎜以上~厚く作る、
3 レンズを若干緩めに削り装着する
という事になります。 この中でユーザー側が出来る対策は残念ですがありません。 当店では2の厚みを厚く加工する、が出来る為そのようにご案内していますが、その分厚みが増してしまう事もご理解ください。 また3についてはめがねのことを熟知したショップの店員さんであれば、予めそのように加工してくれるかもしれません。 まだ他にも出来る事はありますが、元の形状からかけ離れてしまうので割愛します。 この記事をご覧になった方で今後コンビフレーム購入を検討されている方は、レンズを入れてもらう前に一言伝えると店員さんに一目置かれるはずですよ。 参考にしてみて下さい。
復刻費用 | 約 50,000円 |
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期間 | 約 6週間 |
復刻前
復刻後
元の割れ
復刻後元パーツと