修復前
修復後
めがねのアンチエイジング加工と言えば、メタルフレームなら再メッキ、プラスチックフレームなら研磨、がそれに当たり、どちらも使い込まれて痛んできた表面の傷や腐食・劣化を、製造時の綺麗な状態に近づけ、再び末永く使用するための処置になります。
また、劣化についても長期使用による自然劣化(経年劣化)と、何かのアクシデントによって起きる突然劣化(必然劣化)があり、前者は全体的 もしくは肌に触れる部分が特に劣化し、後者はアクシデントが起きたピンポイント、もしくはその衝撃によって全体的に劣化する事が多いです。
経年劣化は想像できるかと思いますが、突然劣化は例えば 落として踏んだ といったものの事で、そのせいで壊れた、全体的にキズと歪みが生じた、というようなものです。
今回の事例サンプルは、まさしくプラスチックフレームを落とした際 踏んで出来たキズ取り、の修復再生になります。
画像の通り、フレームの広範囲にわたり 縦横無尽にキズついています。
これを修復するには、1 深い傷はヤスリでなだらかに落とす。 2 キサゲでヤスリ目をなだらかにする。 3 ペーパーでキサゲ痕と全体をなだらかにする。 4 荒磨きで全体的な加工傷を落とす。 5 中間磨きで半光沢表面を均一にする 6 仕上げ磨きで全体的にツヤを出す。
今回はこの様な流れになりますが、対象物の状態によっては削りで2工程、磨きで2工程で完了する場合もあります。 軽傷と重傷では処置方法が変わるのは、人の体にも同じことが言えますね。 完成画像はご覧の通りです、このアンチエイジング加工、ほぼすべてのお客様に大変喜ばれておりますので、今後注文を受けることが出来るように検討していきたいと思います。
(2023年、加工受付はじめました)
その際は改めて発表させて頂きますので、それまで今しばらくお待ちください。 また、人工で劣化させる 真逆の"エイジング加工"も出来ますので、そちらもどうぞご利用ください。
エイジング加工した過去の事例はこちら
アセテート・セルロイド ツヤの違い検証特集はこちら
修復費用 | |
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期間 |
キズ取り 修復前
キズ取り 修復後
キズ取り 修復後
トップ画像のアフター
オマケ 修復中
ヤスリ・ペーパー・キサゲ