ジャン＝ポール・ゴルチェ はフランスのファッションデザイナーであり、日本のアーティストにも数多くのファンを持つ服飾ブランドです。　　私個人的には、映画フィフス・エレメントでの奇抜な衣装デザインがとても印象深いブランドです。　　この、ジャン=ポール・ゴルチェ ブランドのめがねも同様に、独特のテイストを盛り込んだものが多く、他ではそう見られぬ見られぬデザインをしています。　　今回のご依頼は、フィールシーズではもうお馴染みの通称「セル輪」部分の復刻再生になります。　　ご依頼モデルはヨロイ部分に特徴があり、先端が かぎ爪状に形どられた金属パーツをL字に曲げリムに溶接、その先テンプル側もL字に曲げて顔幅を作る仕組みとなっており、ブランドの存在感を表しています。(わかりづらい方は左下画像をご覧ください）　　そこにあえて黄透明のセル輪（モダンと同色）を組み込み、特徴的なモデルに仕上がっていますが、ヨロイ先端のかぎ爪状パーツがあるせいで セル輪の細工難易度が上がっています。　　リムとかぎ爪パーツの隙間にセル輪を納める為 正面側を限りなく薄く削る必要があり、強度とのバランスが難しい製品です。　　セル輪の場合、0.2~0.3㎜の厚みの差で強度が随分変わる為、必要強度が出ないモデルそのまま復刻の場合、復刻後保証期間内破損は有償扱いになりますのでご注意を。（もちろん強度が出る仕上がりへご案内します）　　このフレームの場合、形状の都合上補償対象外となりますが、通常使用において1年未満で破損する事はまずないと思います。　　ご依頼主様、これからも快適にご使用ください。