こちらはチタンの焼き色で表現
いつも めがね修復・復刻保存館 フィールシーズ をご利用いただきありがとうございます。
前回に引き続き、当ホームページ上でサラッと掲載してある特殊技術のオンパレード作品その2、特殊加飾 ファイヤーボール(火の玉)を深掘り紹介致します。
ちなみに前回 その①の特集はこちら ⇓
https://www.feelseeds.jp/information/archives/156
前回の その1 カメレオン は4㎝と対象物が小さかったのですが、今回のファイヤーボールは全長11㎝と、約3倍の大きさもあり 色のグラデーションがより楽しめますが、難点は溶接の接点を多く取る必要があり、直線が少ないめがねに”添わせる”のに一苦労しました。
こちらは塗装で表現
加工後 再度メッキをしなくていいように、ピンポイントで溶接可能なレーザーで溶接していますが、この溶接は素材を引っ張る作用が起きる為、2点以上の溶接個所がある場合、片側に傾かないようバランスを見ながらの作業になります。
また、炎の燃え上がりをあらわす為、斜めに傾けたベータチタン素材の具合を合わせて溶接するのも 職人の技術とセンスの見せ所。
前回のカメレオンは、2タイプ別々の場所にカメレオンを溶接しましたが、今回は炎のオブジェが大きい為、取り付ける場所は一つしかなく、合計4つの火の玉を同じ場所にバランスよく取り付け、見ごたえのある作品に仕上げました。
火球が勢いよく飛んでいく動きに見て取れるのではないでしょうか。
別々の表現方法が並ぶ
そして、色の表現できるキャンバスが広い分、グラデーションも綺麗に入れやすいので、「炎の温度感」も感じて頂けると思います。
今回も、塗装バージョンは マスキングをして裏表同様に色柄を付け、焼き色バージョンは 温度調節で同じものが一つとしてない色柄に、出来上がりました。
今回の火の玉バージョンは、アピール性が強い為普段使いには不向きですが、TV撮影用・仮装用などには効果抜群です。
自由な発想から生まれる幅広い表現方法、唯一無二の作品を作る事が可能です。
今回あえて「ド派手」に表現してみましたが、あなたに合わせてシンプルな題材で控えた表現ももちろん可能です。
もし、自分だけの「とっておきのめがね」が作れないかな?と思っている人は、その想いをお聞かせください。
きっと、フィールシーズが形にできる、お手伝いができる、と思います。
これからもどんどん新しい事にチャレンジします、どうぞご期待ください。