これがチタンの焼き色です
いつも めがね修復・復刻保存館 フィールシーズ をご利用いただきありがとうございます。
今回は、当ホームページ上にサラッと掲載してあるけど、ほぼ触れてこなかった特殊技術の合わせ技作品、その1 特殊加飾 カメレオン を紹介します。
ホームページ上ではトップページをスクロールしていき、中央より少し下あたり、”鯖江だから想いのままに出来る”の見出しの下、≪レーザー加工≫の中にある画像のひとつになります。
ホームページ内では グリーン系に色付けしてあるモデルを掲載していますが、左画像の不思議な発色をしたバージョンも同時に作りました。
こちらが塗装バージョン
実はこのバージョン、カメレオンとファイヤーボール(火の玉)の2タイプありまして、共に 1. ベータチタン素材に焼き色を付けたモデル、2. ベータチタン素材に塗装を施したモデル があります。
作り方は、極薄のベータチタン板材をカメレオンの形にレーザーでカットして、取付予定フレームの形に曲げます。
その後、焼き色の方はバーナーで炙り 金属表面に色変化を出させます。
次に取付フレームにレーザーで溶接し焼き色モデルは完成となります。
塗装の方はフレームに溶接後マスキングし、塗装を複数回塗り重ねて完成です。
方法の違う発色のグラデーション
焼き色の方は炎の温度調節がシビアで、思う色を綺麗に出す為に 何度もチャレンジしました。
塗装の方は裏側も同じ様にグラデーションを付けているので、フレームを避けて綺麗に着色するのに時間がかかりました。
元のフレームと取付飾り 共にチタンだから出来る技術、元のフレームカラーも損なうことなく付けるワンポイント、実際行うにはそれなりの時間と ちょっと高度な技術を要します。
応用すれば、お気に入りのワンちゃんなど、ペットのシルエットとかにも使えますね。
いかがでしたか、今回はワンポイントで色の変化を楽しむ装飾と技術その1、カメレオンを深掘り紹介しました。
他の事にも応用できる技術です、どうぞ何でもお試しあれ!
次回はその2、ファイヤーボール(火の玉)を紹介します、お楽しみに。