事例紹介CASE

金子眼鏡 ヴィンテージ セル輪 復刻再生 復刻再生

2022年6月20日 月曜日

  • 金子眼鏡 セル輪 復刻再生

    復刻前

  • 金子眼鏡 セル輪 復刻再生

    復刻後

金子眼鏡は、鯖江に大きな自社工場を3つ持ち、直営店は国内67店舗・フランスに2店舗を持つ(2021年12月現在)、業界大手の製造・販売メーカーです。  特にセルロイドを材料とし、作った職人の名前そのものをブランド名にした「職人シリーズ」は世間からも好評を得て、多くの著名人が愛用するなどファンも数多く、金子眼鏡ブランドを一躍有名にしたシリーズとなりました。  近年の職人作セルロイドブームの火付け役となり、大きな影響を与えたのは間違いありません。  今回のご依頼は、メタルフレーム本体とプラスチックのセル輪のコンビタイプ、セル輪切れの復刻再生になります。  セル輪の復刻事例は過去にも多数ありますので、今回はこの金子眼鏡にスポットを当て、ほんの少しだけご紹介します。  上記の通り金子眼鏡は鯖江に3つの工場をもっており、めがね関係者で知らない人はいない と言えるほど有名です。  3つの工場もそれぞれ大きく、その一つBACKSTAGEはサンドーム福井のすぐ近く、国道8号線沿いにドン!と建ち BACKSTAGE と外壁に記されたその外観は異彩を放ちます。  もう一つはチタンを主軸とするメタルフレームを製造するGLASSWORKS。  チタンを含む金属フレーム加工は、プラスチックフレームと比べ、手間・技術が格段に上がる為、熟練した職人が機械と向き合い、0.1㎜単位の精度を追い求めながらものづくりを行う現場になります。  そして一番新しいBASEMENTは北陸線の線路沿いに建設され、鯖江から福井へJRで移動の際 車窓を流れるその姿を見ることが出来ます。  こちらは最新鋭の機器が導入されており、マシンメイドとハンドメイドの融合拠点とのこと。  これら自社工場を連携稼働させ、一貫生産で高品質のめがねを作り未来に向かう、そのような意気込みが感じ取れます。  金子眼鏡は 間違いなく鯖江を代表するめがね企業と言え、メタル・プラどちらにおいても高品質のめがねを 一貫生産にて行える数少ない企業のひとつであり、製造関係者のみならず、販売側の関係者も今後の動向や製品に注目しています。  今回のセル輪はメーカー在庫が無く、当店に復刻のご依頼となりましたが、金子眼鏡を含む めがねの製造メーカーは 現在セル輪やブローなど、パーツで在庫している所はほとんどなく、壊れた場合 修理して直す・諦める・新しく作り直す、の選択肢になりますが、諦める以外なら当店は柔軟に対応できます、どうぞ遠慮なくご相談ください。  今回も大変お喜びいただけました、ご依頼主様 ありがとうございました、どうぞ大切になさって下さい。
後日掲載した金子眼鏡の別の事例掲載はこちら→https://www.feelseeds.jp/case/archives/275  

復刻費用 約 50,000円
期間 約 5週間
  • 金子眼鏡 セル輪 復刻再生

    裏面

  • 金子眼鏡 セル輪 復刻再生

    逆側

  • 金子眼鏡 セル輪 復刻再生

    ビフォー・アフター

  • 金子眼鏡 セル輪 復刻再生

    金子眼鏡ロゴ

 


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