修復前
修復後
Christain Dior(クリスチャン・ディオール)は、フランスの同名デザイナーによって創立された ファッションブランドです。 ファッションの最先端、パリにおいて その地位を確固たるものにし、以後70年以上トップに立ち続ける超有名ブランドです。 今回の事例は、屋外で使用中に人とぶつかり、その拍子に落とし踏みつけてしまい、フレーム・レンズごと壊れてしまった修復事例になります。 また、何とか使えないかと 接着剤を使用された跡もあり、溶着出来ない加工条件です。 先に申し上げますと、加工後ご使用される為の修復は フィールシーズではお受けしておりませんのでご注意下さい。 当店では、ご使用になられる為の複製(復刻再生)は行っておりますが、修理して使いたい場合は めがね修理再生工房 鈴木眼鏡工業㈱ へご依頼ください。(当店からでも引き継ぎます) 今回の素材はアセテートの2色生地張り合わせで、正面は黒・裏面は透明のタイプです。 上画像 修復後は写りが悪くすいません。 それでも割れ痕が分からないのは確認できると思います。 裏面に関しては残念ながら、若干割れ痕が残りましたが、これは割れた断面ではなく、割れた際に出来た素材の中で起きた亀裂になります。 断面のすぐ横に起きてしまい、表面に出ていない事から痕が残ってしまいます。 それでも鑑賞保存していただくには問題の無いレベルかと思います。 たらればを言っても仕方ありませんが、今回接着剤を使用してなければ、更にきれいに使える状態にしてお直しできたので残念です。 もしこの掲載をご覧の方がいらっしゃいましたら、万が一壊れても絶対に接着剤の使用はやめてください。 直るものも直らなく、使えるものも使えなくなりますので、本当におやめくださいね。
修復費用 | 約 20,000円 |
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期間 | 約 3週間 |
修復前
修復後
修復後
別角度
修復後
正面から