同じ修復内容でも金額の差はあるの?を徹底解説
ようこそ! めがね修復・復刻保存館 フィールシーズ のホームページへ訪問いただきありがとうございます。
今回は、同じ修復(修理)内容でも金額に差はあるの?について、深掘り解説いたします。
結論から言いますと、「価格差はあります」という事です。
それは何故か、というのを 画像と共に分かりやすくご案内するのが、今回の特集になります。
それと同時に、事前に金額と納期をある程度特定させる「画像による事前診断」についてもご案内します
それではまず下の画像をご覧ください。
比較1 フォーナインズ
フレーム全体研磨
比較2 ルイ・ヴィトン
フレーム全体研磨
上記画像はどちらも「フレーム全体研磨」でご依頼頂いた黒のセルフレームです
比較1の方、フォーナインズ は見事に全体白化しており、元が黒色だったの?と思わせるような劣化ぶり
比較2の方、ルイ・ヴィトン は全体的にくもりはあるものの、それほどの劣化は見られません
元の状態にこれほどの差がある場合、同じ全体研磨でも 綺麗にする為に要する手間=時間が倍以上違います
当然ではありますが、かかる手間が違う分 金額にも反映します
言葉で表せばどちらも「フレーム全体研磨」ですが、かかる費用は1.5倍以上の差が出る訳です
その為当店では、事前お見積り時に必ず「現状態の画像を見せて頂く」訳です
比較1 Ray-Ban
ブリッジ折れ修復
比較2 ルイ・ヴィトン
ブリッジ折れ修復
次にお見せした上記画像は、どちらもブリッジ折れ修復再生でご依頼頂いたもの
比較1の方、Ray-Ban は破損部分に大量の接着剤が使われています
比較2の方、ルイ・ヴィトン の破損部は壊れた状態そのままのもの
上記2点、実は加工料金が同じ、先程の説明からすると Ray-Ban の方が高いのでは?と思われた事でしょう
確かに Ray-Ban は加工前に接着剤を取り除く手間が掛かります
しかし、このルイ・ヴィトン 実はフレームの形状が特殊で、ブリッジ裏側が窪んでおり 強度の出にくい構造のもの
修理工房にとって修復難易度の高いモデルであり、修復方法に一手間以上かけなければいけません
その為、掛かる手間が同程度となり、加工料金が同じ という結果となりました
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まとめ
今回は、「同じ修理でも金額に差が出る」を分かりやすくお伝えしてきました
また、費用がどのくらいになるのか、どの程度まで復元できるのか、など事前にお答えするには、現状態の画像は必須です
逆に 現状態を見ず「綺麗に直る」「金額は〇〇円です」と即答する工房やショップが もしあるのならば、疑問でしかありません
この仕事を長年経験していれば、予想外の出来事や、思うようにいかない事など、数えきれないほど経験しており、後でお客様に迷惑が掛かる事を考えれば、状態を確認せず軽はずみな返答は致しません
当店からのお願い
不安要素を出来る限り無くし、仕上がり具合をより具体的にご案内する為にも、画像による事前診断は大変重要なもの
一つひとつのフレームに合わせたお見積りとなるので、修理依頼を検討されている方は、画像が必須という事も覚えておくと良いでしょう
また、送った後から「修理不可能」となった場合、その送料は無駄となり もったいない為、事前お見積りはとってもおススメです
結論、修復価格は状態によって変わり、見積もりには現状態を見ることが必須、という事になります
最後に
めがねの状態によって「同じ内容でも修理金額に差が出る」事をご理解いただけましたでしょうか?
修理依頼をする際、ひとつのアドバイスになれば幸いです
当店では、お気に入りのめがねを直し、末永く快適にお使いいただく為のお手伝いをします
一つひとつ丁寧に対応いたします、どうぞご利用ください
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