復刻前
復刻後
フィールシーズの十八番と言っても過言ではない気がしてならないブランドフレームの合口金具飾り、9回目はやっぱりシャネルでした。 しかもこれとほぼ同じモデルを昨年の4月にも手掛けています。 実はメガネ修理業の経験が豊富な当店だからこそ言える、あるあるの話ですが、同じモデルの同じ部分が壊れてくる場合は数多くあるものです。 この様な場合、理由は大きく分けて4つあり、1.力が大きく加わる部分である事 2.太さや厚みなどの強度が足りていない事 3.素材が適合していない事 4.溶接や溶着などの素材の接合部分である事 、大抵この中のどれかに当てはまります。 これらは同じモデルでなくても、めがねであればほぼ同条件と言えますので、めがねを選ぶ際にこう言った視点も加えると、快適な環境を永く保てる要素にもなります。 また、ごく稀に製造メーカーの癖によるもの、もありますが、これは一般ユーザーに判別が付くものではありませんので防ぐことは出来ません。 今回の金具飾りの場合、この様なケースが多いのは、力が加わる部分である事と、素材が縮んだ際の金具の強度と、素材の要素も不足しています。 それを理解した上で素材や形状を変えて作成する事で不具合を大幅に改善することが出来ます。 家のリフォームなどでも同じですが、状態がひどくなってからより、何か不具合を感じ始めた段階での行動が、早く・安く・綺麗に・仕上がりますので出来るだけ早めに対処が一番で、この手の金具の場合はテンプルとの間に隙間が出来初めたらその合図だと思って下さいね。
復刻費用 | 約 25,000円 |
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期間 | 約 4週間 |
復刻前
復刻後メッキ前
金色メッキ後 取付前
復刻後