復刻前
復刻後
フランスの有名ファッションブランド、シャネルの右金具飾り紛失の為、復刻再生のご依頼です。 このタイプの金具飾りは過去に何度も復刻していますが、ブランド別で見ますとこのシャネルが一番多く、今回で3回目の同ブランドご依頼となります。 やはり、シャネルをこよなく愛する人が多い事をこのような形でも感じることが出来ます。 この金具飾りは復刻再生で最も多い事例となっていますが、当ホームページを訪れる方で過去の事例を見ていない方も多いだろうと思いますので、あえて事例を紹介しています。 また掲載記事の内容が同じでは面白くありませんので、毎回多少なりとも違う内容にしていますので、前に同じような事例を見た方でもぜひお付き合いください。 今回はこのタイプが取れてしまう理由の一つをご紹介します。 この差し込み式の金具飾りは主にプラスチックフレームに付けられていますが、素材の性質により熱可塑性樹脂は温度や環境により縮む特徴があります。 テンプルを見て分かりますが、樹脂の中央に金属芯があります。 テンプルの先端(曲がった先)は金属は出てなく、金属芯は樹脂に包まれています。 この状態で経年劣化などで樹脂だけが縮むと、金属芯は口が開いている方に押し出され(前枠側)そこに埋め込まれた金具飾りを押し出してしまう為、抜けはずれてしまうのです。 ただし、この縮みも少しづつ進行する為こまめにチェックしていただき、テンプルが以前より広がる、金具飾りと樹脂に隙間が出来た、などの違和感を感じましたらすぐにお問い合わせ下さい。 画像などLINEで確認し、その症状にあった処置方法をお伝えします。 また、よろしければ芯が飛び出た状態を掲載した過去のお知らせ覧、経年劣化したフレームの見分け方、もぜひ一度ご覧ください。 過去の記事はこちら→https://www.feelseeds.jp/information/archives/16
復刻費用 | 約25,000円 |
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期間 | 約 4週間 |
復刻前
復刻後メッキ前
復刻後