復刻前
復刻後
初見はクロムハーツにしか見えなかった、これほどクロムハーツの構造を踏襲したかのような作り、METAL EDGE「メタルエッジ」。
フレームのあちこちに飾られ 埋め込まれた装飾は、この業界に長い者ほど シルバーで有名な あのブランドと見紛う事でしょう。
あえて違いを、と言われればプラスチック部が細身であること・飾りがシルバーでないこと・ぐらいでしょうか?
それほどぱっと見のテイストは似ているこのブランド、当店では初になります。
ヨロイ裏側丁番金具がネジ止めされており、この金具の納まる窪み部に亀裂が入り、テンプルが外に広がった状態です。
修理としては、この亀裂直しとテンプル広がらないよう型直しになります。
このセル部 3㎜程度しか厚みが無く、正面・裏面には金具を埋める為の窪みもあり、細くてスタイリッシュ。
めがね修復マイスターとしては、再発防止も同時に行わなければいけません。
企業秘密の為 詳細は控えますが、しっかりと再発防止策を施し、同時に亀裂も直します。
完成品をご覧頂ければ、見栄えが大きく変わることなく処置が完了しているのがお分かりいただけます。
これでこのメタルエッジも末永く快適にご使用頂ける事でしょう。
あらためて見ても随所に散りばめられたこだわりの武骨な彫刻、久しぶりに硬派なコンセプトのブランドに出会いました。
肝心のフロント部が華奢なのがちょっと残念ですが、クールで武骨な存在感のあるフレームでした。
細い・薄いフレームは難ありです、もしも支障がでましたらどうぞお問い合わせください。
ご依頼主様、どうもありがとうございました。
※お問い合わせはこちら
復刻費用 | 約 20,000円 |
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期間 | 約 4週間 |
修復前
修復後
こだわりのブリッジ彫刻
テンプルにもこだわり