事例紹介CASE

特殊加飾 CELINE 蒔絵 春秋 特殊加飾

2022年4月7日 木曜日

  • 特殊加飾 CELINE 蒔絵 春秋

    加飾前

  • 特殊加飾 CELINE 蒔絵 春秋

    加飾後

日本人の心が和む 素晴らしき咲き誇る情景、可憐なその姿は 2週間足らずで終わりを迎える儚さゆえ、一年一度 その時を私たちは強く待ち焦がれます。  いよいよここ鯖江市でも桜が満開となり、季節にピッタリの作品となりました。  今回は フランスはパリに本拠地を置く、世界的に有名なファッションブランドである、セリーヌのワインレッド色セルフレームへ、さくらともみじをあしらった蒔絵の作品事例になります。  漆器・蒔絵の世界では この「桜と紅葉」を同時に表す表現方法を「春秋=しゅんじゅう」と呼び、春の桜と秋の紅葉を同時にあらわす事で、1年中季節を問わず楽しめる作品 の意味を持たせます。  確かに見頃の時はもちろんのこと、過ぎれば次が訪れるのが待ち遠しい気持ちも含め 使うことのできる飾り付けを、春と秋を同時に描くことで通年使えるように考えられた、日本人らしい心遣いの表れのようで素晴らしいです。  ヨロイ正面からテンプルにかけて、銀粉で描かれた流れる模様は「流水」と呼ばれ、本来水の流れを表しますが、今回の表現では 吹き流れる風のようにも見て取れ、舞い散る花びらへとつながります。  この作品は、コラボして下さっている女流蒔絵師さんとの 初コラボ作品となりましたが、私も完成作品を見て感動しました。  かわいらしい中にも細かで丁寧に表現されており、直接絵筆で書いたのでは?と思えるほど繊細な絵柄です。  前コラボ蒔絵師さんであったお父上様の描く桜も もちろんお見事でしたが、こちらはまた違った表情でとても可愛らしく素晴らしい。  桜の花びらの輪郭や もみじの葉の葉脈などは、本当に蒔絵(粉を蒔いて表現)で生み出されたものなのか?と目を疑うほどの細かさ。  遠目ぱっと見には可愛く、近くで見れば緻密で繊細なギャップの見せ方も職人ならではです。  ヨロイ部分アップの画像を更に拡大して見てもらえると、うるしの上に銀粉を蒔いて描いた「証」が見て取れ「蒔絵」であることが分かります。  色の数だけ描いて蒔く「蒔絵の表現」、ご依頼品ひとつひとつに職人が向き合い、そのフレームに合わせ構図を考え、真心と丹精込めて仕上げていきます。  今回この鯖江でも桜が満開となりました記念に、この春秋(さくらだけでも可)のものを特別価格にて注文をお受けいたします。  4月いっぱいまで下記特別価格にて受け付けます、この機会にあなただけの素敵なオリジナルオーダーメイドの「蒔絵めがね」作ってみてはいかがでしょうか。  ご注文お待ちしています。
※加飾費用にめがね本体の料金は含みません          

加飾費用 約 22,000円
期間 約 8週間
  • 特殊加飾 CELINE 蒔絵 春秋

    桜と紅葉の共演

  • 特殊加飾 CELINE 蒔絵 春秋

    右側も

  • 特殊加飾 CELINE 蒔絵 春秋

    かわいらしく

  • 特殊加飾 CELINE 蒔絵 春秋

    蒔絵の証
    アップで銀粉見えます

 


〒916-0041福井県鯖江市東鯖江2-817-1

TEL:0778-51-3141(受付 9:00~17:30)

FAX:0778-51-3141

©2019 - 2025 めがね修復・復刻保存館 All rights reserved.