事例紹介CASE

EMPORIO ARMANI 特殊加飾 本漆手塗り 特殊加飾

2021年7月29日 木曜日

  • EMPORIO ARMANI 特殊加飾 本漆手塗り

    加飾前

  • EMPORIO ARMANI 特殊加飾 本漆手塗り

    加飾後

ジョルジオ・アルマーニによって生み出された同名のブランド、そのセカンドラインに位置するのがこの EMPORIO ARMANI(エンポリオ・アルマーニ)です。  アルマーニのなかで ジョルジオ・アルマーニ(GA)、エンポリオ・アルマーニ(EA)、が2大柱となり展開しているブランドだけあり、その名を聞いたことがある方も少なくないはず。  今回はこのエンブレム輝く、エンポリオ・アルマーニのフレームに本漆手塗りのご依頼をいただきました。  元々濃い目の柄生地を使用したフレームでしたが、漆の黒の光沢「漆黒・しっこく」を手塗りして欲しい、とのご要望に 職人共々心地よい緊張が走ります。  生地は元々濃い目の柄模様だった為、本漆を手塗りした後は より目立たない仕様となりますが、ピアノブラックとも呼ばれる独特の質感(光沢感)は アセテート生地のものとは全く異なり、手にする人の満足度を高める逸品になる事 間違いありません。  また、ご依頼主様のこだわりで、どうしてもめがね上面にも漆を塗り上げて欲しい、とのことでしたので 今回特別に塗師職人に無理を承知で塗ってもらいました。(通常上下面までの塗りは 漆かぶれや品質に難がある為 お受けしておりません、ご依頼主様には様々な点でご理解いただきましたので 今回のみ特別対応とさせていただきます)  漆は粘度の高い塗料故に カーブの多い多面体への塗りはあまり向いておらず、また常時肌に触れるめがねへの塗布は、肌への影響を十分に考慮した上での方法になる為、通常めがねの外側(肌に触れる面の正反対 表面部分)のみ塗布させて頂いております。  エンポリオ・アルマーニのロゴも埋まることなく綺麗に塗り上げ、外観状 テカリとは違う、奥行きのある光沢に包み込まれ、漆黒のめがねが完成しました。  めがね表面のなだらかな曲線が 漆の厚みを物語っており、一般的な塗装とは違う上品な質感を纏い、美しいめがねの工芸品が出来上がりました。  ご依頼主様、世界にたった一つのめがね 完成しました。  どうぞ大切になさって下さいね。                        

加飾費用 約 40,000円
期間 約 8週間
  • EMPORIO ARMANI 特殊加飾 本漆手塗り

    加飾前 この状態では
    表面に漆塗料の丸み無し

  • EMPORIO ARMANI 特殊加飾 本漆手塗り

    加飾後
    ふくよかな光沢

  • EMPORIO ARMANI 特殊加飾 本漆手塗り

    7月サイバーフライデー
    特別展示予定です

  • EMPORIO ARMANI 特殊加飾 本漆手塗り

    ピアノを彷彿
    とさせる光沢

 


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