復刻前
復刻後
SEIKO LIONDOR(セイコー リオンドール)のプラチナ製メガネフレームモダン割れの復刻再生ご依頼事例になります。 このLIONDORは、時計で有名な服部セイコーの メガネ版高額商品に位置付けられており、K18やプラチナで製造されている為、そのずっしりとした重さも高級感を漂わせます。 確かではありませんが、おそらく今はもう LIONDORは製造されていないはず、その為現存品は貴重かつ、購入時より価値が上がっているかもしれません。(金価格の高騰により) また、めがね素材で高額とされるK18は 比較的多く見掛けますが、プラチナになるとそれほどお目にかかれません。 理由の大きな一つとしては、金より硬くメガネの加工がしにくい為 です。 プラチナは 自然界に存在する元素の中で 最も高い密度を誇りますので、持った時にほとんどのものより「重い」と感じます。 それほど希少価値のあるLIONDORのプラチナフレーム、その重さを支える為にモダン部分も太く作られており、その製法も”芯張り”されていますので、手間が掛かっています。 今回の元生地も赤みのある黄透明でしたが、同色在庫無しの為 ランコー色にて作製です。 過去にも掲載していますが、この芯張り加工はとても手間が掛かり、ここ鯖江でも専門に行う所は1件しか残っていません。 芯張りされたモダンは、隙間なく芯に纏わり、見た目がとても綺麗で 引っ張っても抜けない為、その製法・質感を知る人にとっては欠かせないものです。 同じような工程(芯張り)を経て復刻いたしましたので、綺麗さも掛け心地もそのまま 快適にご使用頂けます。 ご依頼主様、大変価値のあるめがねのモダン、復刻させていただきました、どうぞ大切にお使いください。
復刻費用 | 約 40,000円 |
---|---|
期間 | 約 4週間 |
復刻前
復刻後
曲げも同様に
復刻後比較
下 元パーツ