復刻前
復刻後
イギリスを代表するファションブランドであるバーバリー、今回はそのバーバリー紳士用メガネフレームのマユ部分”通称ブロー”の破損に伴い色を変えての復刻再生ご依頼をいただきました。 元々は赤茶系の色でしたが、落ち付いた黒にしたい、とのご要望でしたので今回はこの生地についてお話しします。 現在のプラスチック製めがね主原料であるアセテートには豊富なカラーバリエーションがあり、復刻再生の場合、類似生地選びは自社在庫と生地問屋など数社の在庫を探してご案内しています。 しかし、黒の生地は基本的に1つ(1色)しかなく選択の余地もない為ご案内しやすく、想像していた色と違うといった相違も起きません。 他の色で表現すると例えば透明色の生地ですと、見た目は無色透明に見えるものでも、若干青み掛かった”ガラス”と呼ばれる物や、ほんの少し黄色味がかったような”キハク”と呼ばれる物なども透明系、クリア系生地と呼ばれ、大抵~系という括りの中に入るものが数色あるものです。 これは絵の具や色鉛筆でも赤系や紫系などと同様ですね。 めがねの生地の場合、塗料と違い柄が入っているものも多い為、雰囲気合わせも伴って探します。 また、ご注文時点での在庫や流通によっても有無が変動する為、特殊な色柄物は要注意です。 今回のように黒生地であれば、常に流通している定番色ですので心配ありません。 カラフルな色柄のめがねを使用されている方は、同じものがもう一つ欲しくなった時にオーダーメイド(当店で言う復刻再生・創造形成)であっても、同じ色柄の生地が無い場合がありますのでご参考までに。
復刻費用 | 約 50,000円 |
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期間 | 約 5週間 |
復刻前
復刻色替え後
復刻色替え後
復刻前後比較